住まいの耐震性・地震対策について考えましょう

1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災(M7.2)、2013年3月11日に発生した東日本大震災(M9.0)という戦後最大規模の地震を経験して、私たちの意識は大きく変わりました。

日頃から防災意識を強く持つこと、災害時の避難手段を日頃から考えておくこと、災害時の連絡手段を確保しておくことなど多数ありますが、何よりも一番意識するようになったのが、「地震に強い家を作ること」だと思います。

阪神淡路大震災や東日本大震災では、建物の倒壊により多くの尊い命が犠牲になりました。しかし、この2つの大地震から私たちは多くのことを学んだのも事実です。

今、政府の優先事項として、大地震で倒壊しない家屋を増やすことが急務とされています。そのため、築年数が経過している家屋などは、早急に地震対策を施す必要があります。

つまり、築年数が経過している住宅であれば、耐震性能を調べ、耐震性が確保できていない家屋については、耐震リフォームなどにより、耐震性能を高める工事が必要になります。

今後の大地震発生に備えて早めの点検を

東海地方や関東地方の一部では、わずか数年以内に大地震が発生する確率は70%〜90%と言われています。

もちろん、地震が少ない九州地方に住んでいるからといって、必ずしも安全とは限りません。地震が一番少ないと言われている長崎県でさえ、過去を遡れば、300年以内に3度の大地震に見舞われている事実があります。

私たちが住む、日本列島は世界でも類をみない地震列島だということを忘れてはいけません。

耐震性能を高めるには、耐震リフォームなど、それなりの費用も掛かります。「お金が無く、耐震リフォームなんてする余裕がない」と言われる方もいるでしょう。

しかし、多くの自治体では、無料で耐震診断を実施してくれますし、耐震リフォームに掛かる費用の一部を補助してくれる制度もあります。

当サイトを読んで頂ける方が、地震に対する考え方と耐震性の大切さについて、再確認して頂ければという思いで書いていますので、「自分が住んでいる地域は安全だ」「耐震リフォームするお金なんて無い」という風に思わず、ご自身が今住んでいる住宅が大切なご家族を本当に守ることができる建物なのかを再確認して頂ければと思います。



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