床暖房システムで電気代は節約できるの?

床暖房の耐用年数ってどれくらいなの?

床暖房のメリットは、メンテナンスいらずで耐用年数が長いことです。

温水式でも電気式でも耐用年数は30年以上といわれています。

ただし、温水式の場合には、お湯を沸かす為の給湯設備が必要になりますが、こちらの給湯設備は10年〜15年で交換が必要だといわれています。

畳の部屋にも床暖房を設置することはできるの?

畳のお部屋にも床暖房システムを設置することは可能です。

設置することはできても、畳をフローリングに張り替える必要があると思っている人も多いようですが、畳のままでも床暖房システムを設置することができます。

最近では、床暖房専用の畳というのも販売されていますし、価格も通常の畳とほぼ同等です。

光熱費の目安を知りたい

木造や軽量鉄骨造など構造の違いもありますし、高気密・高断熱などの違いもありますので、一概にはいえませんが木造の高気密・高断熱住宅という設定だと、10畳のお部屋で1日10時間利用した場合、月の光熱費は以下のような試算が出されています。

温水式
  • ヒートポンプ式・・・約2000円〜3000円
  • 都市ガス式・・・・・約3000円〜5000円
  • 電気ヒーター式・・・・約5000円〜7000円

光熱費で考えると、ヒートポンプ式、ガス式、電気ヒーター式という順番になってしまいますが、初期費用で考えると安価なのは、電気ヒーター式、ガス式、ヒートポンプ式という順番になります。

マンションでも床暖房を設置できるの?

マンションであっても床暖房を設置することは可能です。

電気式と温水式のどちらでも、設置することは可能ですが、工事の手軽さと低予算な面から電気式を設置するケースが多いようです。

ただし、マンションによっては、1世帯が利用できる電力量が、管理組合の利用規約によって決められている場合もありますので、電力量の制限や床材の張り替えについてリフォームに関する規約をしっかりと確認しておきましょう。

築年数が経過している古い古民家ですが床暖房を設置することはできますか?

古民家であっても床暖房システムを設置することは可能です。

しかし、床暖房を効率良く利用するためには、住宅そのものの機密性能が非常に重要です。

古い住宅など断熱技術が不足している場合だと、冷たい外気が侵入しやすく余計なエネルギーを消費してしまいますので、月々の光熱費が高くなってしまう可能性があります。

築年数が経過している住宅であれば、床暖房設備と同時に、ペアガラスの設置や断熱材の補強など、気密性能を高めるリフォームからオススメします。

電磁波の心配はありませんか?

蓄熱式やヒーター式などは、床下に電気を流して温める構造になっていますので、少なからず電磁波は発生します。

しかし、電磁波が発生するといっても、電気カーペットや電子レンジなどと同じように一般的な家電製品と同等程度の電磁波量なので、人体への影響を心配する必要はほぼありません。

どうしても、電磁波が心配なのであれば、電磁波が発生しない温水式の床暖房をオススメします。

床暖房システムは2階部分にも設置できますか?

床暖房システムは1階のリビングにのみ設置できると思っている方が多いようですが、2階でも3階でも設置することは可能です。

しかし、ガス温水式などは室外機からの高さ制限がありますので、3階への温水供給が厳しくなります。

3階部分にまで床暖房設備を引きたい場合は、温水式よりも電気ヒーター式の方が、工事も簡単ですし、初期費用もかなり安くなると思います。



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