オール電化は電気料金を安くできる!?

今回は、オール電化の料金体系とどれくらいの光熱費が節約できるのかについて、簡単に説明していきたいと思います。

各電力会社によって、料金プランなどに多少の違いはありますので、詳しくは地域の電力会社か販売店にお尋ねください。

オール電化住宅の料金体系

一般家庭の電気料金は、各電力会社によって多少の違いはありますが、平均すると1kWhあたり22円ほど掛かっています。

さらに一般的な料金プランであれば24時間、どの時間帯に使用しても基本的に電気料金は同じです。

しかし、オール電化住宅向けに用意されている電力プランを利用することで、深夜帯の電力料金が昼間に比べて3分の1で利用できるようになっています。

オール電化住宅では、この割安な夜間料金を利用して、昼間に使用する電力をカバーしますので、結果として電気料金を抑えることができます。

実際にはどれくらいの節約効果があるの?

家庭によって、電力の使用量は違いますので、一概に電気料金を比較することはできないのですが、わたしが以前リフォーム工事を担当したお客さんの例を紹介したいと思います。

この家庭は、ご主人と奥様、それに中学生のお子さんが2人と祖母の合計5人家族だったのですが、オール電化にするまでの1ヶ月の電気料金は平均すると11,000円(550kwh)ほどだったそうです。

それが、オール電化にすることで、平均の電気料金は12,000円(700kwh)ほどになったそうです。

金額だけみてしまうと、電気料金が増えているように思えますが、実際にはガス料金や灯油料金が0円になっていますので、結果としては月平均8,000円〜10,000円ほどの節約効果があったそうです。

IHクッキングヒーターやエコキュートの電気料金が掛かりますので、電気料金だけみてしまうとオール電化にする前よりも、電気代は増えることになるでしょう。

しかし、光熱費全体でみると節約効果が実感できると思います。ただ、気をつけてほしいのが、電気を使用する時間帯です。

上記でも説明しているようにオール電化の料金プランだと、深夜帯の電気料金はかなり割安になっているのですが、その反面日中の電気料金は割高になってしまいます。

日中に電力を多く使うという家庭では、思ったほどの節約効果が期待できない場合もあります。



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