IHクッキングヒーターは高いものばかりではない

ひと言でIHクッキングヒーターといっても様々な特徴をもった商品が販売されていますし、金額も7〜8万円から20万円オーバーの商品まであります。

今回は、IHクッキングヒーターの導入を検討している方が、参考にしていただけるように簡単にIHクッキングヒーターのタイプやクッキングヒーターの種類を説明していきたいと思います。

クッキングヒーターの種類

火を使わないクッキングヒーターといえば、IHクッキングヒーターが代名詞となっていますが、実はIHクッキングヒーター以外にも、火を使わないクッキングヒーターはあります。

シーズヒーター

元祖クッキングヒーターとも言われているのが、このシーズヒーターです。
ニクロム線を使用しているクッキングヒーターで、ワンルームマンションなど一人暮らし用の賃貸物件のキッチンに設置されているケースが多いようです。

最近では、クッキングヒーターとして見かける機会は少なくなりましたが、IHクッキングヒーターのグリル部分に使用されている商品もあります。


シーズヒーターの参考画像

ハロゲンヒーター

電気ストーブなどのイメージが強いハロゲンタイプですが、シーズヒーター同様、最近では見かける機会は少なくなりました。

電気ストーブのハロゲンヒーターや車のハロゲンランプと同じ原理なので、立ち上がりは早いのですが、IHと比べ火力が弱いのが欠点です。


ハロゲンヒーターの参考画像(引用:All About)

ラジエントヒーター

トッププレートの下にニクロム線が配置されているクッキングヒーターで、熱源はシーズヒーターと同じです。

火力など総合的な部分では、IHクッキングヒーターに劣ってしまいますが、調理鍋を選ばず使用できるため、今でもIHクッキングヒーターの1口として使用される場合が多くあります。


ラジエントヒーターの参考画像(引用:Weblio辞書)

IHクッキングヒーターのタイプ

ビルトインタイプ

最も多く販売されているのが、このビルトインタイプのIHクッキングヒーターです。

ビルトインとは「はめ込み」や「埋め込み」という意味があり、システムキッチンでも同サイズであれば、既存のガスコンロと入れ替えて使用することが可能です。

据え置き型のIHクッキングヒーターと比較して、高機能な商品が多いのも特徴です。

据え置きタイプ

据え置きタイプのIHクッキングヒーターは、既存のガステーブルと入れ替えるだけなので、手軽に取り替えることが可能です。

ただし、大型家電量販店などに展示してあるIHクッキングヒーターの8割〜9割はビルトインタイプなので、選べる商品は限られてしまいます。

また、既存のガスコンロと置きかえるだけなのですが、電源をガスから電気に変更する必要がありますので、電気工事は必要です。

持ち運びタイプ

ワンルーム賃貸などで利用されることが多いのが、この持ち運びタイプのIHクッキングヒーターです。

ビルトインや据え置きタイプに比べて火力が弱く、1口タイプの商品が多いため、一般の家庭用調理機材としては適していません。

学生さんの一人暮らしやキャンプなどの際にオススメです。

IHクッキングヒーターの性能

IHクッキングヒーターを導入する際に、一番悩むのが一般的なIHクッキングヒーターとオールメタル対応のIHクッキングヒーターのどちらを選択するかだと思います。

一般的なIHクッキングヒーターでは、アルミ製鍋や土鍋が使用できないことを知っている人は多いと思いますが、オールメタル対応のIHクッキングヒーターであればアルミ製鍋や土鍋・銅鍋でも使用できるようになっています。

しかし、価格面が従来のIHクッキングヒーターと比べるとかなり割高になっていますので、この差額分を払う価値があるのかで悩む人が多いようです。



  このエントリーをはてなブックマークに追加