ホームセキュリティサービスで一番充実しているのが、高齢者向けのサービスだと思います。
核家族化が進む日本において、高齢になった両親と離れて暮らす家庭も増えているでしょう。
しかし、ニュースでは連日のように高齢者の孤独死などの問題がクローズアップされています。離れて暮らしているからこそ、高齢となる両親への配慮は欠かすことができません。
今回は高齢者向けのホームセキュリティサービスの内容を、具体的に紹介してみたいと思います。
シニア世代を対象としているサービスは、大きくわけると「緊急サービス」と「見守りサービス」に分類されます。
緊急サービスとは?
高齢になると火災などの緊急時に敏速に対応することができない場合もあります。
また、軽いパニック症状になり、冷静な判断ができない場合も珍しくありません。そのような時も非常事態を各センサーがキャッチして、自動的に指令センターへと通報してくれますので安心です。
また、各社ともに高齢者向けの非常ボタンなどを携帯できるように工夫しています。
トレイやお風呂に持ち運びができるように、ネックレス型になっている防水タイプの緊急非常ボタンなどが開発されており、シニア世代の1人暮らしなどにも安心のサービスが多数あります。
また、既往歴だったり、かかりつけの病院やお薬情報などを、事前に登録しておくことも可能であり、緊急搬送が必要な場合などでも、警備会社にて適切な対応してくれます。
見守りサービスとは?
見守りサービスの多くは、1人暮らしをしている親御さんを心配している、息子さんや娘さんなどが加入されているサービスです。
定期的に警備会社から、契約者である息子さんや娘さんに連絡が行くようになっていたり、毎日決まった時刻に連絡が行くようになっています。
また、一定期間トイレを利用している様子が確認できない場合などは、すぐに警備スタッフが駆けつけるようになっています。