警備会社のホームセキュリティサービスの仕組みを簡単に説明していこうと思います。
- 留守中、赤外線センサーなどで異常を感知すると、自動的に警備会社の指令センターへ通報されるようになっています。また、緊急ボタンなどを押すだけでも指令センターへと通報されるシステムになっています。
- 通報を受けた指令センターから現場付近の警備スタッフに連絡が入り、現地へと急行します。同時に契約者へも連絡が入ります。
- 指令を受けた警備スタッフが現地へ到着し、泥棒や火災、病気などの被害状況を確認して110番や119番へ通報することになります。
ホームセキュリティの各装置
基本サービスやオプションサービスなど、契約内容によって違いがありますが、一般的には以下のような防犯装置が用意されています。
防犯センサー
赤外線や熱感知方式など、さまざまな形式の人感センサーがあります。
留守中に泥棒が侵入した場合などに異常を感知してくれますし、高齢者の1人暮らしなどであれば、逆に一定の時間センサーが人の動きを察知しなければ自動的に通報するタイプなどもあります。
火災センサー
火災警報器でもご存知だと思いますが、煙や熱を感知して火災を発見してくれる装置のことです。一般的にはキッチンやリビングなどは「熱感知式」を使用し、主寝室や廊下などでは「煙感知式」を使用するなど、部屋の用途などによって使い分けられます。
また、一般家庭の火災警報器は音で火災の発生を知らせてくれるだけですが、警備会社の火災センサーであれば、火災の警報と同時に指令センターへの通報も行ってくれます。
ガスセンサー
ガス漏れを感知するセンサーなので、一般的にはキッチンに設置されます。
こちらも火災センサー同様に、感知後すぐに指令センターへ自動通報されるようになっています。
ガラスセンサー
ガラスの破壊を感知するセンサータイプもあれば、扉やガラスの開閉を知らせてくれるマグネットセンサーと呼ばれるタイプもあります。
また、お風呂場などのように少し特殊な作りの窓ガラス用に開発されているジャロジーセンサーなど、ガラスのタイプにあわせて使用する機器が異なります。
金庫センサー
金庫は家庭内でも特に狙われやすい物ですので、厳重な警報システムが必要となります。
金庫の破壊だけでなく、振動や衝撃などを感知してくれるセンサーもありますし、持ち去りなどにも対応しています。
多くの警備会社では、金庫専用の防犯センサーなどの対策を講じていますので、金庫センサーだけでも多くの防犯サービスがあります。
フェンスセンサー
フェンスを乗り越えて侵入しようとする不審者を感知するセンサーです。
室内のように赤外線などのセンサーではなく、フェンス全体に圧感センサーを設置しておき、侵入者がフェンスを乗り越えようと手を掛けた時点でセンサーが反応するシステムの物が主流です。
もちろん、猫などの小動物が触れただけで、センサーが誤作動を起こさないように作られています。
緊急・非常ボタン
不審者が侵入してきたような非常時、または急に体調が悪くなったときの緊急時などにボタンを押すだけで指令センターへ繋がるようになっています。
メイン装置にもボタンが設置されていますし、主寝室などに居ながらボタンを押せるように携帯式のボタンスイッチもあります。