進化を続ける高齢者の見守りサービス

近年深刻化している問題のひとつに、高齢者の孤独死があります。
核家族化が進む現代では、どうしても高齢者の単身世帯が増える傾向にあり、これは今後さらに増加してくことが予測されています。

このように高齢者の単身世帯を見守るサービスが年々増加しており、これまではアルソックやセコムといった警備会社が率先してサービスを導入してきましたが、近年では他業種から参入してくるケースが目立つようになりました。

そこで今回は、警備会社以外で高齢者の見守りサービスを行っているケースを少し紹介してみたいと思います。

ヤマト運輸の見守りサービス

クロネコヤマトでお馴染みの宅配業者です。2013年4月より、青森県石黒市が先行的に開始したサービスですが、自治体が発行する定期健診のお知らせなどの宅配物をヤマト運輸が配送するそうです。

その際に、65歳以上の単独世帯を対象に見守り訪問することになります。安否の確認には、本人からの受領印をもらうことになっています。あくまでも先行的なテストケースですが、すでに全国で40以上の自治体からの打診があるそうで、早ければ2013年度内の商品化を目指しています。

宅配水クリクラの見守りサービス

クリクラ単体ではありませんが、警備会社のアルソックと業務提携することで、高齢者宅の「見守り情報配信サービス」を展開しています。

クリクラがレンタルするウォーターサーバーにセンサーを設置することで、在宅人が水を飲む頻度を感知し、異常がみられる場合には離れて暮らす親族などへメールが届くというサービスです。

携帯電話会社の見守りサービス

大手携帯電話会社3社共に高齢者世帯向けの見守りサービスを開始しています。
ドコモやauでは、携帯電話に歩数計を内蔵している商品が主力となっています。つまり、歩数計が内蔵されているので、いつもより歩数計の数値が少ないと、離れて暮らす親族に自動でメールが送信されるという仕組みになっています。

また、大手2社と一線を画しているのが、ソフトバンク社です。
ソフトバンク社では、総合的なホームセキュリティ商品やインターネットを利用して、離れた場所映像をみることができるウィブカメラなどにチカラを入れており、ドコモやauよりも本格的な見守りサービスを売りにしています。

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