不動産投資には大きく分類すると家賃収入を基本とする「インカムゲイン」と売却益を基本とする「キャピタルゲイン」の2種類があることは他の記事で書きました。
今現在では不動産投資といえば、家賃収入を見込む「インカムゲイン」が主流なのですが、単純に家賃収入と言っても様々な投資方法がありますので、今回は家賃収入を見越した不動産投資の種類を紹介していきたいと思います。

一棟丸ごとの投資物件

一般的に家賃収入を見込んだ不動産投資といえば、アパートやマンションを一棟丸ごと購入して、それを賃貸で貸し出すと言うやり方です。

不動産サイトなどに投資物件として紹介されている物件もこのタイプが多く見受けられます。当然建物全部を所有するわけですから、投資費用も高額になります。しかし、それだけ家賃収入も増えることになりますし、例え空室が出ても他の部屋の家賃収入があるので融資の返済に困ることも滅多にありません。

サラリーマンに人気の一室投資

小額の投資で始められることもあり、サラリーマンなどの投資家に人気なのが、分譲マンションの一室を購入し、賃貸として貸し出す投資方法です。
家賃収入も多くは見込めませんが、初期の投資費用を大きく抑えることができるので、不動産投資の入門編としては良い選択肢なのかもしれません。

また、サラリーマンなどが将来的な年金に不安を感じ、年金需給時の補填的な感じで気軽に始めることができる不動産投資として雑誌などでも大きく取り上げられています。

ただし、空室がでてしまうと収入がゼロになってしまうため銀行融資などの返済が家賃収入から出来なくなるというデメリットも十分に考えられます。

一戸建て住宅の投資物件

一戸建ての中古住宅を家賃収入見込みで購入する不動産投資家はそう多くありません。
一戸建て中古住宅の場合、いずれは売却して利益を出そうと考えている投資家のほうが多いのではないでしょうか。
こちらも、個室投資同様に退去されてしまうと、次の入居者が確保できるまで家賃収入が途絶えてしまうのが難点です。