遠隔地の投資物件を購入する際の注意点

不動産投資において、地域性というのは凄く凄く大事になります。
どれほど需要が高い地域の物件を購入できるかが、不動産投資成功のカギとなるからです。

できれば自分の目が届く、近隣地域の物件を購入するのが本当はオススメなのですが、やはり遠隔地にまで視野を広げたほうが掘り出し物件を探せる確立は格段と高くなるのも事実でしょう。

そこで今回は、遠隔地の物件へ不動産投資する際の注意事項などを簡単に紹介していきたいと思いますので、今後の参考にして頂ければと思います。

不動産投資の地域性とは?

不動産投資の地域性に関しては、以下の3タイプが存在します。

1:現在の居住地域、または過去に居住していた地域の物件

※当然ですが、現在住んでいる地域の物件に不動産投資をするのが、一番安心感があります。どのような地域が住居地として人気があるのか?売り出し物件の家賃相場が適当であるか?その地域が今後発展していく可能性がある地域なのか?など、不動産投資で大事なことが手に取るようにわかるからです。

その地域に住んでいる人にしかわからない不動産事情とういのが必ずあります。
現在住んでいる地域と遠隔地で、同じ価格で同じくらいの利回り物件があれば、わたしは迷わずに地元の物件へ投資をします。

2:住んではいないが土地勘がある近県の物件

※隣県など、ある程度の地域特性をわかっている地域であれば不動産投資を検討する余地は十分にあると思います。しかし、その際には自分で何度もその地域に足を運んで、街並みを観察したり、該当物件周辺の状況を調査するようにしましょう。
もちろん、その地域の不動産会社に管理を委託することになりますので、自分の足で何軒も訪問しながら信頼できる管理業者を探すことがとても大事になります。

そこそこ近くて安い物件だから投資しようという安易な考えは絶対に禁物です。
今回紹介している3つの地域性のなかでも、一番手間と時間が掛かるのが、この隣県などの投資物件だと言うことを認識しておきましょう。

3:土地勘もない、遠隔地の物件

確かに遠隔地の投資物件には魅力を感じる物件が多いことは私も認めます。しかし、それらの投資物件に地元の投資家が手を出さないのには何か理由があると疑うのが良いでしょう。遠隔地の投資物件は北は北海道から南は沖縄まで幅広くありますが、車でいける距離でなければ、大阪でも沖縄でも掛かる手間は一緒です。遠隔地の距離はさほど問題ではありません。

そして、一番大事なのが管理委託をお願いできる信頼できる業者の存在です。遠隔地の物件の管理は、ほぼ100%業者任せになってしまいがちです。入居者とのトラブルも賃貸契約も、退去時の立会いもすべて管理業者に委託するしかありません。
元不動産会社にいた私がいうのもあれですが、悪い不動産会社や管理会社は、遠隔地の家主をカモだと思っている場合があります。エアコンの修理や雨漏り修理など、家主が直接見れないので、管理業者の見積もりを信じるしかありません。それを良いことに虚偽の見積もりを請求する業者が多くあるのは紛れもない事実です。
実際に私が勤めていた不動産会社の一部営業マンが過剰見積もりをして、補修業者からバックマージンを貰っていました。

不動産を高く売却したければ仲介業者選びが重要! 一括見積もりサイトを使って引越し料金を限界まで安くする方法

  このエントリーをはてなブックマークに追加