大手不動産サイトが2007年に賃貸物件のオーナーに対し、調査した結果によると実に不動産オーナーの45%弱が会社勤めのサラリーマンだったことが判りました。
また、多くの方が家主のイメージとして、わりと高齢の方を想像すると思うのですが、これも最近の調査で20代と30代という若い世代の家主が増加していることが判っています。
同じく大手不動産サイトによる年齢別調査では、60歳以上の高齢の家主さんは、わずか全体の11%程度なのに対し、20代家主が全体の約23%、30代家主が全体の約35%と若い世代が圧倒的に多いことが判ります。
サラリーマン家主が増えている理由
サラリーマン家主が増えているのには、以下のように2つの理由が考えられます。
1:相続によるサラリーマン家主
サラリーマン家主のなかには、相続によって家主業をしている人も多くいます。
バブル期であれば、管理などが面倒だといって売却する人も多かったようですが、昨今の不景気では売却するよりも賃貸物件として所有していくケースを選択するサラリーマンの方が多いということなのでしょう。
2:不動産投資が目的のサラリーマン家主
20代や30代という若い世代の人は、将来の年金問題などに不安を抱えている人が多いようです。もし、日本の年金事情が破綻してしまった場合を考え、今のうちから老後の収入を確保しておきたいと言う考えを持っているサラリーマンが増えているようです。
そんなサラリーマンの方が、数ある投資事業の中から不動産投資を選ぶのは、長期的に安定した収入が見込めるからでしょう。
時代の好景気・不景気の影響を受けにくいのも不動産投資の魅力のひとつです。
また、低金利という情勢も関係していると思います。低金利で長期固定金利を組むことができれば、不動産投資のなかでリスクが高いと言われている金利不安を一掃することができるからです。