住宅内でも電磁波が発生する!?

住宅内には、電磁波を発生させる様々な電化商品があります。

そのなかでも、とくに電磁波が強いといわれている商品などを紹介していきたいと思います。

IHクッキングヒーターの電磁波

住宅内で一番電磁波を発生している物のひとつに「IHクッキングヒーター」があります。

火を使わずに調理ができますので、高齢者や小さなお子様がいる家庭において、安全性の面でも高い普及率を誇っています。

しかし、このIHクッキングヒーターは、電子レンジと並び、もっとも電磁波が懸念される家電製品のひとつです。

近年の電子レンジは、電磁波対策を行っている商品が多く販売されているのに対し、IHクッキングヒーターの電磁波対策は、ほとんどゼロといっても過言ではありません。

さらに電子レンジは、スイッチを押せば、後は一定の距離を取ることができますが、IHクッキングヒーターの場合ですと、炒め物などIHクッキングヒーターの前に立ち、調理を続けなければなりません。

このIHクッキングヒーターが発している電磁波は、「低周波」に分類され医療器具として使用されているペースメーカーに近い周波数のため、ペースメーカーの誤作動の原因になるとも言われています。

電子レンジの電磁波

住宅内にある家電製品において最強の電磁波を発生しているのが、電子レンジです。

電子レンジからは、マイクロ派と呼ばれる電磁波が大量に放出されています。

一般的に4ミリガウスという程度の電磁波で人体に影響があると言われていますが、この電子レンジは、50cm圏内での電磁波発生量は80〜100ミリガウスと言われています。

ただ最近の電子レンジには、安全基準が設定されており、シールド対策もしっかりと取られている商品が多いため、よほど近距離で使用しない限りは大きな問題ではありません。

その証拠に電子レンジから100cm離れた状態の電磁波は、わずか1ミリガウス以下だと言われています。

電子レンジが作動している間は、一定の距離を取っておくことで、電磁波の影響をそう心配する必要はありません。

パソコンの電磁波

液晶画面を使用している最近のパソコンであれば、そう高い電磁波を発生することはありません。

しかし、CRTモニターなどを使用しているパソコンであれば、モニターから発せられる電磁波は相当高いことを知っておきましょう。

そういっても、最近CRTモニターを見かけることも少なくなっておりますので、後は利用時間と距離の問題だと思います。

当然液晶といっても、少なからず電磁波は発生していますし、ノートパソコンであればモニターまでの距離もかなり近くなってしまいます。

モニターから70cm以上距離を取ることが理想と言われていますので、電磁波などの影響を心配されるのであれば、ノート型パソコンよりも、ディスクトップ型のパソコンを選択されることをお薦めします。

照明機器の電磁波

上記以外で高い電磁波を常に放出しているのが「蛍光灯」などの照明器具です。

照明器具では、白熱電球をしている商品が一番電磁の発生が少ないと言われております。

近年の省エネ対策などで人気のLEDランプですが、こちらも電磁波問題が取り上げられ、近年では電磁波対策を取っている商品が数多く販売されています。

子供は大人よりも電磁波の影響を受けやすいため、勉強机などのスタンドランプなどは、白熱電球や電磁波対策が取られているLEDランプの商品を使用するなど対策を取ってあげましょう。

ホットカーペットや電気毛布などの暖房器具

冬場になると活躍する暖房器具ですが、これらもかなり高い電磁波を発生させることで知られています。

最近では、電磁波カットを一面に推し出している商品も販売されていますが、裏を返せばそれだけ、強い電磁波を発生させていることが理解できると思います。

とくに電気毛布やホットカーペットなどは、直接人体に接触して使用する商品ですので、電磁を懸念するのであれば、過度の使用は避けた方が賢明だと思います。

ドライヤーや電気シェーバー

人体から近い距離で使用するといえば、ドライヤーと電気シェーバーも忘れてはいけません。

この2商品は比較的強い電磁波を発生させる家電品として有名です。

とくにドライヤーなどは、電子レンジと同レベルの消費電力を使用しますので、相当なエネルギーが放出されているのが理解できると思います。

電磁波の研究で有名な、ある博士が美容師はドライヤーを使用する機会が多いため、乳ガンの発症率が非常に高いと言ったのも有名な話です。

高圧線や送電線

住宅内では無いのですが、近隣に高圧線や送電線がある場合も電磁波の影響が懸念されます。

高圧電線などから発生されている電磁波は、小児白血病の発症率が高くなるという論文などを発表した学者は大勢います。

そのため、諸外国などでは高圧線から一定の距離を取らないと住宅などの建設は認められていません。

日本国内においては、このような認識を持っている人はまだまだ少ないというのが現状でしょうが、少なくとも電磁波の影響を懸念しているのであれば、高圧線など高い電磁波が感がられる地域に住宅を建設するのは、賢い選択ではないと思います。



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