シックハウス症候群の症状は千差万別

シックハウス症候群を発症することで、頭痛や吐き気、目の痒み、湿疹など多くの症状を引き起こします。

しかし、その症状は人それぞれで、シックハウス症候群を発症したからといって、必ずこの症状が現れるという保証はありません。

つまり、シックハウス症候群が原因で、激しい頭痛に襲われていても、それをただの偏頭痛だと思い込んでしまったり、鼻水や喉の痛みを感じても、それをただの風邪だと思い込む人が多いのです。

シックハウス症候群の主な症状

シックハウス症候群の代表的な症状として、WHO(世界保健機関)では以下のような点に注意を呼び掛けています。

  • 目や鼻、喉の粘膜がチクチクする。
  • 唇の乾燥が頻繁に起こる。
  • 皮膚に蕁麻疹や湿疹の症状がでる。
  • 疲れが溜まりやすく、倦怠感がある。
  • 頭痛を感じたり、気道の病気に感染しやすい。
  • 息苦しい感じや、気道部分からぜいぜいと音が鳴る。
  • 激しいめまいや吐き気、嘔吐を繰り返す。
  • いろいろな刺激に敏感に反応するようになった。

特定の場所でのみ症状がでる場合

シックハウス症候群の症状の多くが、ただの風邪や花粉症などと良く似た症状です。

そのため、日本全国には自分がシックハウス症候群を発症しているのだと気付かず、これまで同様の生活をしている人が大勢いるそうです。

シックハウス症候群の恐れしいところは、放っておくと化学物質過敏症など、他の病気を誘発する恐れがあることです。

適切な治療を受けずに放置しておくと、取り返しのつかない重病へと繋がる可能性があります。

自分では風邪かな?花粉症かな?と思えるような症状でも、その症状が一定の場所でのみ起こるのであれば、すぐに専門医の診察を受けることをお薦めします。

  • 自宅に居る時にのみ、上記のような症状が起こる
  • 会社に居る時にのみ、上記のような症状が起こる
  • 特定の友人宅に行った時のみ、上記のような症状が起こる
  • 実家に帰省した時のみ、上記のような症状が起こる

このように特定の場所でのみ、頭痛や吐き気、目の痒みや鼻水などの症状が頻繁に起こる場合は、シックハウス症候群の可能性が高いと思われます。



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