シックハウス症候群になってしまったら

ここ5年ほどで、「シックハウス症候群」という言葉を耳にする機会は、確実に増えていると思います。

それだけ、「シックハウス症候群」という病気が世間的に認知されてきた証拠なのでしょうが、それでもまだまだシックハウス症候群に関して日本は後進国だと言えるでしょう。

そこで今回は、「シックハウス症候群」に関する疑問や悩みなどを相談できる窓口について、いくつか紹介してきたいと思います。

シックハウスのプロに相談する

シックハウス診断士という職業があるのをご存知でしょうか?

シックハウス診断士とは、NPO法人でもあるシックハウス診断士協会が認定した、有資格者のことで、住宅内の化学物質の数値測定や新築・リフォーム時に対するアドバイスを行ってくれます。

シックハウス診断士は、日本全国にいますので、簡易測定や建築診断などをご希望の際には、「NPO法人 シックハウス診断士協会」のホームページを参照してください。

シックハウスの専門医に相談する

シックハウス症候群の問題が大きくなるにつれ、日本全国の医療機関でも専門的な治療をおこなってくれる病院が誕生しています。

代表的な医療機関としては、神奈川県の「国立相模原病院 シックハウスセンター」や兵庫県の「関西労災病院 化学物質過敏症診療科」などがあります。

この他にも東京の「東京労災病院 環境医学研究センター」や福岡県の「国立療養所南福岡病院」などが有名です。

上記以外にも多くの医療機関で専門的な治療を受けることができますので、最寄りの医療機関については、インターネットや各自治体の相談窓口などにお尋ねください。

各自治体のシックハウス相談窓口

シックハウス問題は、国を挙げての最優先課題とされています。

そのため、日本全国の各地域の自治体などには、シックハウスを専門とした相談窓口などが数多く開設されています。

このように自治体主体の相談窓口では、無料相談や化学物質測定なども行ってくれますので、専門の民間業者へ依頼するよりも格安で測定検査を受けることができます。

各相談窓口の詳細については、自治体の「生活衛生担当部署や建築担当部署等」へお尋ねするか、各地域の保険所へお尋ねください。



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