不動産投資の強みは、遠隔地にある物件でも手軽に運用することができるという点です。
家主業を専門としているのであれば、出来る限り自分の目が届く地域に物件を所有したいと思うのが心情なのですが、不動産投資と割り切れば信頼できる管理会社さえみつけることができれば、後は管理会社に一任しても良いという考え方の投資家が多いからです。

そこで今回は、私が個人的にオススメしたい不動産投資に向いている地域を紹介したいと思います。

不動産投資にオススメの地域

私は元不動産会社の営業マンでした。そんな私の独り言だと思って読んで頂ければと思います。
これから不動産投資を始めようと思っている人に不動産投資に向いている地域を紹介したいと思います。わたしがオススメする地域を以下にまとめてみました。

沖縄県全般

神奈川県の厚木・座間・横須賀近郊

東京都の多摩地域周辺

長崎県の佐世保市近郊

青森県の三沢市近郊

山口県の岩国市近郊

これらの地域をみて、もう想像がついている人もいると思いますが、上記の地域には米軍の基地があります。もちろん、小規模であれば日本全国にも米軍関係の施設はあるのですが、一般的にはこれらの地域が有名です。

もう理解している人もいると思いますが、米軍の駐留さんに部屋を借りてもらうのが狙いです。私が不動産の仕事をしていた地域も日本有数の米軍基地がある地域でした。
沖縄とかで常識なのですが、同じ賃貸物件でも日本人が借りる場合と米軍さんが借りる場合では賃料が1.2倍〜1.5倍ほど高くなります。
つまり、日本人なら家賃10万円で借りることができる賃貸マンションでも、その部屋を米軍の外人さんが借りると家賃が12万だったり15万だったりするのです。

そのため、米軍で働く外国人専用の賃貸マンションを建てる地主さんが数多くいるのです。

米軍基地には、地元の不動産会社とのパイプ役になっている会社があります。物件登録をする必要がありますが、基本的には管理委託している不動産会社がすべてやってくれますので、難しいことは一切ありません。もちろん、外国人入居者とのトラブルも管理委託している管理会社が全て行ってくれますので外国語が離せなくてもまったく問題ありません。

上記のような地域の不動産会社のHPをみていると、売り出している分譲マンションなどに「現在ベース賃貸中」などと書かれている物件があるはずです。このような物件はすでに米軍の方が借りてくれていますので、投資物件としては非常に美味しいです。

米軍投資物件の注意点

米軍の方に借りてもらうには、「トラックが進入できる道路が確保できていること」や「芸軍基地からの距離」など、いくつかの条件があります。
その地域にあれば、必ず米軍への貸し出しが可能という訳ではありません。

また、上記で書いているように現在、米軍に貸し出し中の物件は売主も強気なので、多少高値の売却価格が設定されていますし、値引き交渉にもなかなか応じてくれません。
その地域によって、どんな間取りの物件が人気なのか？一戸建て住宅とマンションとでは、どっちが人気があるのか？など、その地域ごとの特徴があると思いますので、米軍への貸し出し実績が多くある、地元の不動産会社を見つけることが失敗しないコツだと思います。