バリアフリー住宅の必要性

バリアフリー住宅の必要について考えていきたいと思います。
いまさら言う必要もありませんが、世界で女性の長寿一位は日本です。男性も世界のトップ5に入るほどの長寿国となっています。

このように世界でも類を見ないほどの長寿国でありながら、バリアフリーやユニバーサルデザインに関しては、世界各国に大きな遅れをとっているのも事実です。

日本人がマイホームを購入する平均年齢は、ある住宅会社の調査では30代というのが全体の半数近かったようで、35歳〜40歳を目処にマイホームを購入していることになります。

35歳でマイホームを購入したとしても、住宅ローンが終わる頃には70歳になっているという人も少なくないでしょう。

70歳といえば、立派な高齢者です。
70歳になって、再度リフォームローンを組んで、バリアフリー住宅にする勇気がありますでしょうか?それだったら、購入時にしっかりと将来を見据えてバリアフリー住宅にしておくのが最善の策のように思います。

高齢者や障害者という考えは間違っている

バリアフリー住宅と聞くと、高齢者や障害者を思い浮べる人が多いと思います。
現に私が注文住宅の営業をしているときにも、若い年代のご夫婦で「今はまだバリアフリーを必要ない」という方が多くいらっしゃいました。
つまり、「まだ」ということは、バリアフリー住宅なんて歳をとってから考えれば良いと考えているのでしょう。

しかし、これは大きな間違いです。
バリアフリー住宅は何も高齢者や障害者のためだけの住宅ではありません。
小さなお子様や妊婦さんが段差でつまづき怪我をすることもあります。
お風呂でスベッてしまい、ご主人が頭を強打することもあるかもしれません。
このように住宅内に起こり得る不慮の事故などを最小限に防げるのもバリアフリー住宅の強みなのだと思います。

バリアフリー住宅は「高齢者や障害を抱える方が生活しやすい家」という考え方は決して間違っていませんが、本当のバリアフリー住宅とは、「その家で生活する全ての人が安全で快適に暮らせる家」という意味なのだと私は思います。

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