階段のバリアフリーポイント

居住内の階段にはいたるところ危険が潜んでいます。高齢者や小さなお子さんがいる家庭ではバリアフリー住宅化を検討する際、真っ先に改善するポイントの1つになることは間違いありません。

階段の勾配(角度)を緩やかにする

新築であれば、階段の角度に気をつけてください。狭いスペースに階段を作ってしまうと、どうしても階段の勾配が急になりすぎて転落事故などを招いてしまう原因になってしまいます。
階段や廊下を少しでも削り、「建築費を抑えたい」や「部屋を広くしたい」という気持ちは十分に理解できますが、家族全員が毎日使う場所である階段や廊下だからこそ使い勝手が良いように工夫しておく必要があります。

建築基準内であっても最高55度くらいまでの勾配にすることも可能です。
ですので、建築会社にすべてをまかせるのではなく、モデルハウスなどの階段を上り下りして「もう少し勾配が緩やかな方が良い」とか「踏み面を広くして欲しい」「けあげを低くして欲しい」という要望をしっかり伝えるようにしましょう。

階段の勾配に関しては35度くらいが理想的だといわれていますが、この傾斜角度は一般住宅では少しばかり面積を使い過ぎてしまいますので難しいと思いますが、それでも40度くらいの勾配にしておくことをオススメします。

その他のバリアフリー対策

階段といえば必ず設置しておきたいのが「手すり」です。
できれば両側に手すりをつけることをオススメしますが、予算や階段幅の問題があるのであれば最低でも片側だけは手すりを設置しておいてください。
理想の手すり位置は80cm〜85cm程度だといわれていますが、小さなお子さんなどがいらっしゃるご家庭であれば、子供用の手すりを追加で設置しておくことも検討してください。

その他にも階段部分の注意点は多数あります。
階段は滑りやすい場所でもありますので、滑りにくい素材を使用したり、足もと灯などを設置しておくとよりバリアフリーとしての効果も高くなるはずです。

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