老化現象は40歳代から始まっている

新築のマイホームを購入する場合にも言えることなのですが、とくにリフォームによりバリアフリーを検討しているのであれば、ご自身や家族の健康状態をしっかりと把握しておく必要があります。
バリアフリー住宅は、突き詰めてしまえば何処までも安全性を求めることができますので、それなりに費用が掛かってしまいます。しかし、予算の範囲内でリフォームを考えるのが一般的です。そのため、ご自信や家族のことを考え、どこまでのバリアフリー化が必要なのかを把握しておかなければならないのです。
そこで今回は、ご自身やご家族の健康度をチェックする項目をいくつか紹介していきたいと思いますので、バリアフリー住宅の参考にして頂ければと思います。

老化の現象は40代から始まっている

一般的に健康状態をチェックするには、「身体機能」「生理機能」「感覚機能」という3項目から考えていきます。

身体機能

身体機能とは、足や肩腰などに痛みや辛さを感じることをいいます。高齢になると階段の上り下りが苦痛になったり、ただ座った状態から立つだけでも膝に痛みを感じたりします。
このように身体的に痛みを感じるようになると、身体機能が低下していることが予測できます。

身体機能の低下を感じるのであれば、対策としてはバリアフリー化を十分に検討しておく必要があります。住宅内をオールフラットにして段差を無くすことはもちろん、手すりの設置や階段の勾配などにも気をつけていく必要があります。」
また、将来的に車椅子が必要となるケースも珍しくありませんので、廊下幅やトイレや浴室の広さなどにも考慮してバリアフリーリフォームするようにしましょう。

生理機能

生理機能として一番に挙げられるのが排泄に関することだと思います。高齢になるとトイレが近くなるといいますが、排泄機能が弱まることで、短時間で何度もトイレを利用することになります。もちろん、トイレの問題だけでなく風邪を引きやすくなるのも内臓や呼吸器系が弱まっているからです。

高齢者の生理機能が弱くなるのは自然の摂理です。ですので、バリアフリー住宅を検討する際に高齢者の寝室とトイレまでの距離などがすごく大事になります。高齢者ができるだけ一人でトイレにいけるように考慮してリフォームしておくことが大事になりますし、夜中などにトイレに行く際に、物音などを気にする高齢者の方も多いので、その点も注意しなければなりません。

また呼吸器系などが弱くなり、風邪なども引きやすくなりますので、換気や湿気などにも気を配るようにしましょう。

感覚機能

人間が一番最初に老化現象が始まるのが視力だといわれています。老眼による視力の低下は早い人なら40代前半から始まると言われています。50代や60代と歳をとるにつれ眼球の濁りなどを感じるようになり白内障などを引き起こすことも珍しくありません。
もとろん、視力だけでなく聴力や嗅覚も衰えてきます。

視力とバリアフリーは大きく関係していないでしょ?と思われる人もいるようですが、とんでもありません。視力の低下を抑えるためには、十分な明るさを確保する必要があります。高齢になると電気代が勿体無いからといって昼間に電気をつけずにテレビを見ている家庭も多いと思います。電気代を気にするのであればLED照明に変更したり、明るさを十分に確保できるような採光をとる必要があります。これも立派なバリアフリーリフォームです。

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