新築のマイホームを購入するのであれば、当然バリアフリー住宅を意識することだと思います。しかし、中古住宅を購入した場合や実家で親御さんと同居されているケースでは、バリアフリーでない住宅も多いのではないでしょうか。
そのように中古住宅や親御さんの実家で同居生活をしている場合、どのタイミングでバリアフリー住宅へとリフォームしたら良いのかタイミングを掴めずにいる方も多いようです。
そこで今回は、バリアフリーリフォームのタイミングについて考えてみたいと思います。
バリアフリーリフォームの適齢期とは?
インターネットのサイトやリフォーム業者の話を聞くと、バリアフリー住宅へのリフォーム適齢期は50代と答えていることが多いように感じます。
50代と答える理由として、「リフォームローンが組みやすい」「膝の痛みや足腰の弱りなど老化現象が出始める年代である」などの回答が多いようです。
確かにその通りだと思います。60代だと少し遅すぎるし、40代だとそこまで老化を感じることは少ないという人が多いので、50代というのは決して間違った答えではないと思います。
しかし、私は別記事の「バリアフリー住宅の必要性」でも取り上げているように、「バリアフリー住宅=高齢者や障害者の住宅」だとは思っていません。
お子様や妊婦さんなどが、安全快適に暮らせるマイホームもバリアフリー住宅だと思っています。ですので、わたしは将来的にバリアフリー住宅へリフォームする意思があるのでしたら、50代や60代といわず今すぐにでもバリアフリー住宅へとリフォームすることをオススメします。
補助金や助成金を活用する
できれば今すぐにでもバリアフリー住宅へリフォームすることをオススメしましたが、それなりの工事が必要になりますので、当然金銭的な問題も考えなければなりません。
そこで、バリアフリーへのタイミングして参考にして頂きたいのが、補助金や助成金を活用することです。
多くの自治体では、バリアフリー住宅へのリフォームに補助金や助成金を出してくれる制度があります。しかし、これらの制度はいつでも好きな時に利用できるとは限りません。
時期によっては活用できない場合もありますし、年間30世帯限定というように件数や金額に制限がある場合も珍しくありません。
つまり、突然の事故やご病気で介護が必要になった場合などを除いては、補助金や助成金の時期に合わせてバリアフリー住宅へとリフォームするというのも一つのタイミングなのではないかと思います。
現に私は30代ですが両親と同居しており、20年前に新築で購入した実家もバリアフリーへのリフォームを昨年から検討しています。
昨年は私が住んでいる自治体ではバリアフリーに関する補助金や助成金はありませんでしたが、今年度は工事費全体の20%が補助金として自治体からもらえるようになりました。
このような補助金制度などに関しては各自治体に問い合わせると教えてもらえたりもするのですが、一番詳しく丁寧に教えてくれるのはリフォーム業者です。
国の補助金制度、各市町村の補助金制度など、補助金や助成金の制度は多岐にわたっています。それらを本当に詳しく知っているのは、リフォーム業者の営業マンだといって間違いありません。
もし、バリアフリー住宅へのリフォームを検討しているのであれば、時期や補助金などに関して地元のリフォーム業者に一度相談をしてみることをオススメします。