ペットやマイカーなど、引越し業者では対応できない荷物がある場合

引越し業者は、お金さえ払えば何でも運んでくれると思っていませんか?
もしそう思っているのであれば、大きな間違いです。

引越し業者には、運送に関する法律で運搬を拒否できるものが決められています。
例えば、代表的なものがペットや美術品などです。

もちろんこれらの商品を運んではダメですよと決まっているのではなく、引越し業者の判断によって断る権利があるというだけです。

そのため、ペットの運搬も引き受けてくれる業者もあれば、そうでない業者もあるというわけです。

このようにもし引越し業者が対応してくれない荷物がある場合はどうしたら良いのでしょうか?
今回は代表的な荷物ごとに考えてみたいと思います。

ペットの引越し

ほとんどの大手引越し業者であれば、ペット運搬はオプション扱いとなり別途費用が掛かります。

この費用が結構バカになりません。
ペットも大事な家族の一員ですから、金額のことをどうこう言いたくありませんが、東京〜福岡などの長距離引越しになれば、ペットの運送費だけで50,000円ほど見ておく必要があります。

近場の引越しであっても10,000円〜20,000円ほどは覚悟しておくのが良いでしょう。

ただし、犬や猫などのペットであれば、どの引越し業者もオプションとして利用できるのですが、これが熱帯魚などの特殊なペットだとどうでしょう。

引越し業者によっては、犬と猫以外は対応不可としているケースも珍しくありません。
その場合には、引越し業者のオプション料金よりも割高になってしまいますが、ペットの輸送を専門としている業者に依頼するほかありません。

もちろん熱帯魚の輸送を専門にしている業者もあります。

小規模経営の引越し業者であれば、柔軟に対応してくれる場合もありますが、もし万が一の場合の責任や保証問題もしっかりと確認しておくようにしましょう。

自動車やバイク

長距離の引越しの場合、飛行機で行くため自家用車を輸送したいと思う人もいるでしょう。
しかし自動車、バイク、高級自転車などの輸送は基本的にオプションとなっています。

自動車やバイクを専門的に陸送している業者に依頼するという方法もあります。

自動車やバイクの陸送は、思っているよりも高額です。
ちょっとした距離でも30,000円くらい掛かることもありますし、それが長距離となると70,000円〜100,000円ほど掛かることもあります。

せっかく色々と引越し費用を節約したのに、ここで高額な輸送費を取られてしまっては努力が水の泡となります。

なので、少しでも安く輸送できるように多方面に問い合わせをしてみましょう。
引越し業者のオプションで輸送する場合の費用、陸送専門の業者に依頼した場合の費用を比較しながら、どちらの業者に依頼をした方が安上がりなのかを考えてください。

ただし、費用だけの比較ではなく、希望の日に到着することができるか?
万が一のときに保証がしっかり付いているのか?なども合わせて検討することをお薦めします。

ピアノの輸送

昔からよく言われるのがピアノの輸送です。
電子ピアノのくらいの大きさであれば、通常の家電品として引越し業者にお任せできるようですが、大型のピアノになるとオプション扱いになりますし、引越し業者によっては対応不可となることも珍しくありません。

ピアノがある家庭の場合、必ず早い段階で訪問見積もりを依頼してください。

もし引越し業者がオプションでも対応不可と判断した場合は、引越し業者にピアノ輸送の専門業者を紹介してもらったり、お近くの音楽店などに足を運び専門の業者を紹介してもらってください。

また、ピアノの輸送で心配になるのは料金面だけではありません。

新居の耐久性も問題となります。
大型のピアノは相当な重量がありますので、新居の床が対応できるのか調べておく必要があります。

場合によっては床材の補強工事などが発生してしまうこともありますので、十分に注意してください。

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