引越し業者は見積もり時に何をみているのか?

引越し業者が見積もり時にみているのは、荷物量や建物の構造(エレベーターの有無・廊下や階段の幅)ばかりではありません。
たしかに荷物量や建物の構造は、引越し料金にも影響してきます。

しかし、これらは今さらどうすることもできません。
なので、これらを理由に値引交渉をすることは、ほぼ意味がありません。
それよりも見積もり時に値引交渉するテクニックは他にもあります。

その一つが、引越し業者にとって受注を取りたいお客さんだと思わせることです。

引越し業者は見積もり時に依頼主の性格もチェックしている

引越し業者は、訪問見積もり時に依頼主の性格もチェックしているんです。

引越し業者の社員さんも人間です。
言い方は悪いですが、少なからずお客さんを選びます。

つまり、見積もり査定をしてくれる担当者に良い印象を与えることが大事なのです。

例えば引越し当日までに自分たちで荷造りを済ませておくので、その分を値引して欲しいとお願いするとします。
しかし、訪問見積もり時に全然引越しの準備ができてもおらず、部屋の片付けさえもできていない人より、すでに荷物をダンボールなどにまとめている人の方が信憑性がありますよね。

引越し業者は一日に数軒の引越しを行います。
なので、午前中からの引越しがズレ込めば、その後の引越し予定もズレ込んでしまいます。
依頼主がある程度、荷作りしていると思って訪問してみると、全然片付いていなかったでは済まないのです。

つまり、荷作りを自分たちで行うから値引をして欲しいと交渉するのであれば、見積もり時にそれなりの姿勢をみせておくことが大事になります。

見積もり時に段取りの良さをアピールする

引越し業者にしてみれば、段取りの良いお客さんほど受注を取りたいお客さんであることに間違いありません。
段取りが良いお客さんであれば、多少値引を頑張ってでも受注したいと思うのが心情です。

段取りが悪いお客さんが1組でもいると、その日の引越しスケジュールに大きな影響を及ぼします。

ですので、訪問見積もり時に段取りの良さをアピールすることも値引交渉をするためのポイントとなります。

ダンボールのおおよその個数、引越し先のレイアウト間取り、引越し先でトラックを止めることができる場所の詳細な地図、引越し当日までにどこまで片付けを済ませておくのかなど、事前に情報をまとめておくことで、「このお客さんは几帳面な性格の人」だという印象を与えることができます。

「あなたは几帳面な人みたいなので、その分値引をしておきますね」とは、絶対にいわないでしょうが、その印象が見積もり額や値引額に大きな影響を与えることは間違いありません。

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