ライフライン(水道・電気など)の各種手続き

引越しで忘れてはいけないのが、水道・電気・ガスといったライフラインの手続きです。
ライフラインの手続きが上手くいかないと、引越し当日ご飯も炊けませんし、お風呂にも入ることができなくなります。
もちろん、最悪のケースだと照明がつかないことだって考えられます。

引越し前後は何かと忙しくなり、ついうっかりライフラインの手続き連絡を忘れてしまいがちになりますので、何よりも優先しておくようにしましょう。

それではそれぞれの手続き方法などについて紹介していきたいと思います。

水道の手続き

引越しサイトなどをみていると、水道は新居での手続きのみでOKと書いている場合がありますが、できれば引越し前に廃止手続きをしておくことをお薦めします。
そうしないと、基本料金の請求がきてしまう場合があるからです。

まず引越し日が決まったら、現在のお住まいを管轄している水道局に連絡をしてください。
電話連絡で大丈夫です。
お客様情報などを聞かれると思いますので、水道料金の請求書をお手元に用意して電話をかけるのがベストです。

最近では水道局のホームページからでも引越しの手続きができるようになっていますので、こちらで手続きをしておけば、電話を掛ける必要はありません。

引越し先の新居では、蛇口をひねり水が出るかすぐに確認しましょう。
そのまま水が出れば、サビを取るために1分ほど水を出したままにしておきましょう。
もし蛇口をひねっても水がでない場合は元栓が閉められている可能性がありますので、水道メーター付近にある元栓を開けば水が出ます。
元栓の位置などがわからなければ、日中のうちに水道局に連絡することで、スタッフがきてくれて元栓を開けてくれます。

電話での手続き

東京都23区内の場合はお客様センターへ連絡してください
受付時間=日曜・祝日を除く8時30分から20時00分まで
電話=03-5326-1100

インターネットからの手続き

東京23区内の場合は以下のURLから、使用中止と使用開始の同時手続きが可能です。
https://uketsuke.waterworks.metro.tokyo.jp/cgi-bin/SI03.cgi
※インターネットの場合は、引越し予定日の1週間前までに手続きを済ませておくようにしましょう。

電気の手続き

電気の手続きは、管轄する電力会社に連絡するようになります。
引越しが決まったら、電力会社に連絡をし、前回検針日から引越し当日までの使用分を検針してもらうことができます。
そのときに、使用分の電気料金を支払うことも可能です。

引越し前の廃止手続きの際に必要となる情報は以下の通りです。
1.現在契約中の住所
2.契約者の名前
3.お客さま番号(検針票や領収証に表示してあります)
4.引越し予定の日時
5.引越し先の住所
6.ご希望の清算方法
東京電力のホームページから引越しの手続きを行うと、電気だけでなく水道やガス、NHK、クレジットカードなどの手続きが一括でできるようになっていて便利です。
詳しくは東京電力のホームページを参照してください。
http://www.tepco.co.jp/e-rates/individual/basic/moving/index-j.html
インターネットでの手続きが面倒であれば、従来通りの方法として転居先の郵便ポストに郵送用のハガキがあると思いますので、そちらに記入して投函することも可能です。
新居では、ブレーカーと漏電しゃ断器を「入」にすれば、電気が使えるようになります。
ただし、長期間空き家になっていた賃貸物件などは、完全に電気を遮断していて、ブレーカーを「入」にしても使えないことがありますので、そのときは電力会社に電話連絡すれば使えるようにしてくれます。

ガスの手続き

ガスには都市ガスとプロパンガスの2種類があるので、現在使用しているガスと引越し先のガスの種類を確認しておくようにしましょう。
現在は都市ガスを使用してるが、引越し先では都市ガスの供給がない場合もあり、そのときはプロパンガスを利用することになります。

ガスの閉栓手続き

都市ガスの場合は、その地域を管轄しているガス会社に連絡してください。
ホームページからの手続きにも対応しています。

プロパンガスの場合は、契約しているプロパンガス会社に連絡するようになりますが、小さなプロパンガス会社だと、インターネットには対応していないことも多いので、直接電話連絡するようにしてください。

引越し日当日にガスの閉栓に来てもらい、その場でそれまでの使用料金を精算することもできます。

ガスの開栓手続き

現在の住まい=都市ガス、転居先=都市ガスという場合は、ホームページから一括手続きが可能です。

ただし、現在の住まい=都市ガス、転居先=プロパンガスというように、異なる形態のガスであれば、それぞれに閉栓、開栓の手続きが必要となります。

ガスの開栓には、基本入居者の立会いが必要となりますので、引越し日時が決まったらすぐに連絡し、当日中に開栓してもらえるように予約を入れておきましょう。

引越し当日などに連絡をした場合、その日のうつに開栓できずガスが使用できないこともあります。

引越し先が賃貸の場合は、仲介してくれた不動産会社が代行で手続きをしてくれる場合もありますし、ガスの種類やプロパン会社がわからない場合は教えてくれます。

引越し時のガスの注意点

これまで都市ガスを利用していて、引越し先ではプロパンガスとなる場合、これまで使用していたコンロや給湯器などが使用できなくなることがあります。

これはガス会社に訪ねることで教えてくれますし、引越しを依頼する会社に訪ねても調べてくれるはずです。

固定電話の手続き

最近はケータイ電話の普及もあり、忘れがちなのが固定電話の手続きです。
これまでの住まいで固定電話を使用していた場合は、NTTに連絡をして引越しの手続きをしなければなりません。

NTTは局番なしの「116」に電話を掛けて、引越しの手続きをお願いしますといえば、後はオペレーターの方が色々と質問をしてくれますので、それに回答していけば問題ありません。

新しい引越し先でも固定電話を続けて使用するのであれば、旧居と新居の両方で工事が必要となりますので、引越し日が決まった段階ですぐに日程の予約を入れるようにしましょう。

水道や電気と違い、固定電話の引越し手続きには工事費など、実費が必要となります。

ケータイ電話が主流になったとはいえ、引越しシーズン等は混み合い、希望の日に予定を入れられないこともありますので、なるべく早めの連絡をお薦めします。

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