引越し料金の仕組み

引越し料金を少しでも節約したいのであれば、引越し料金の仕組みを多少なりと理解しておくことが大事です。
引越し料金の仕組みは凄く複雑で、すべてを理解するのは難しいですが、基本的な仕組みだけでも理解しておくようにしましょう。

引越し料金の基本的な仕組み

引越し料金というのは
「基礎運賃(基礎作業料)+実費+サービス料」の3つで構成されています。

この3項目が具体的にどのような内容なのかを簡単に解説していきます。

基礎運賃(基礎作業料)

基礎運賃や基礎作業料と呼ばれる項目ですが、これらの項目が基本的な引越し費用の核となります。

大きく2つの項目に分かれており、時間制と距離制があります。

時間制だと4時間と8時間という基礎時間が決まっており、これらの時間を超過することで追加料金が加算される仕組みとなっています。
(※軽貨物運送業者の場合、基礎時間は2時間or8時間)

距離制の場合は100kmを基本距離として、それを超過するごとに追加料金が発生する仕組みです。
(軽貨物運送業者の場合、基礎距離は30km)

実費

実費とは梱包に使用するダンボール代、引越し作業人の人件費、高速・有料道路などの通行料、フェリーの運行費などが、この実費に該当する項目です。

サービス料

この項目は主に引越しに付帯するサービスの料金だと思ってください。
例えば引越し時にエアコンの脱着工事、マイカーの運送、ピアノの運送などがあります。
最近ではペットの運送なども増えているようです。
つまり引越しの基本料金に含まれていない項目を依頼した場合に発生する料金だと考えてください。

引越し業者が自社で対応できる項目であれば割安ですが、ピアノ運送やペット運送など、外注の業者に依頼する項目などは割高になりがちです。

注目するポイント

今回紹介した3項目の中で、一番注目しておきたいポイントが「サービス料」です。

基礎運賃や実費費用というのは、国土交通省や引越し約款などによって料金が設定されています。
そのため、どの引越し業者を利用しても料金に大きな差は出ません。

しかし、この「サービス料」に関しては、引越し業者の特徴がでやすく、とくに外注業者に依頼する場合など、料金に大きな差が出やすくなっています。
例えばマイカー運送をA社とB社に依頼した場合、同じ距離にも関わらず1.5倍くらいの料金見積もりを提示されることも珍しくありません。

引越しというのは、このように業者によって差が出やすいことで有名です。
少しでも引越し費用を節約したいのであれば、必ず複数の引越し業者に相見積もりを依頼するようにしましょう。

最近ではネットを利用した一括見積もりサイトなどもありますので、わずかな時間で数社同時に引越し見積もりの依頼が出来てしまいます。

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