購入意思を見せることがよい情報を引き出すポイント

わたしは過去に不動産会社で、営業のお仕事をしていた経験があります。

わたしが勤めていた不動産会社は、どちらかというと賃貸に重点を置いている会社だったのですが、それでも1年間に数軒の掘り出し売買物件の話が入ってきます。

このように掘り出し物件は、他の不動産会社も放っておきませんので、いかに早く購入者をみつけられるかがポイントなのです。

そのようなときに、不動産会社の営業マンが最初に打診するのが、明確な購入条件を持っているお客さんです。

そこで、今回は上手な購入条件の伝え方をお伝えしていきたいと思います。

明確な購入条件を決めてから、不動産会社を訪問する

掘り出し物件をみつける一番のポイントは、どれだけ多くの不動産会社を自分の足で回れたかに尽きます。

1軒の不動産会社に、物件探しの依頼をしておくよりも、3軒・5軒という不動産会社に物件探しの依頼をしている方が、確実に多くの情報が入ってきます。

しかし、漠然と「中古一戸建て住宅を探しています」と伝えているだけでは、不動産会社側も真剣に探してはくれません。

1軒、1軒丁寧に話をして、こちら側の要求をしっかり伝えておくことが一番大事なのです。

例えるなら、ペットショップにいって、「可愛いワンちゃんを探しています」と漠然というよりも、「生後3ヶ月以内でアプリコット色のトイプードルを探しています」と言った方が店員さんにしてみれば、購入の意思が高いと判断できますよね。

中古住宅も同じなのです。漠然と「予算2500万円以内で一戸建て住宅を探しています」と言いよりも、「場所は○○市内で築15年以内の4LDK以上の中古一戸建て物件はありませんか?」と尋ねるほうが、不動産側が受ける印象も違います。

銀行ローンの事前審査をクリアしているのが一番信憑性も高い

地域や価格、築年数に住宅の構造や間取りなど、しっかりと希望の条件を決めておくことが大事なのですが、何よりも不動産会社の信用を得るには、住宅ローンの事前審査をパスしているというのが最も効果的だと思います。

「事前審査ですが、○○銀行で住宅ローン融資2000万円までならOKが出ています」というのが不動産側にしてみれば、最優先顧客として良い情報をもらえると思います。

このように、不動産購入は情報戦でもあります。いかに不動産会社にとって、良いお客さんなのかをアピールすることが重要なのです。

住宅ローンの事前審査以外にお薦めなのが、自分の希望条件などをまとめた書類を作っておくことです。

自分なりにパソコンでもいいですし、手書きでもいいので、「価格・地域・購入時期・築年数・間取り・住宅の構造」などを、まとめておきましょう。

そして、その用紙をコピーしておき、尋ねた不動産会社に手当たり次第に配っておきます。
不動産会社の営業マンは、顧客データーを自分なりにまとめているので、まとめやすいようにあらかじめ大事な情報をデーター化しておくのです。

とにかく、条件に合う良い物件があれば、本気で購入の意思があることを不動産会社の営業マンに伝えることが一番大事だと理解しておいてください。

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