広告を出す前に売れてしまう掘り出し物件がある!?

ちょっと、失礼な言い方になってしまいますが、みなさんが新聞折り込みチラシや不動産会社のホームページでみている中古物件の多くは、実は売れ残っている物件という可能性が高いことをご存知でしょうか?

不動産会社で働いた経験がある人なら解かると思いますが、掘り出し物と言われるような本当に良い中古物件は、わざわざ宣伝活動をしなくても、早々に売れてしまいます。

売り情報が入ってきた当日に、買い手がつく物件もあれば、遅くても3日以内には売却の目途が立っているケースが多いのです。

3日以内で売却される掘り出し物件とは?

俗にいう掘り出し物件とは、「立地環境が良い」「築年数が浅い」「価格が相場よりも安い」「欠陥住宅でない」という4つの項目があげられます。

このような物件であれば、まず間違いなく一般人の方の目に触れることなく売買が成立してしまうでしょう。

しかし、このような物件が年中ある訳ではありません。一般的な不動産会社が扱える件数は、年間で0棟〜5棟くらいだと思います。

それでは、確信に迫っていきたいと思います。どうして、このような物件が売りに出されるのか解かりますか?

理由はすごく単純で、「すぐに売却する必要がある物件」だからです。

ここまで言えば、すでに気付いている方もいると思いますが、つまりこのような掘り出し物件の多くが「任意売却物件」なのです。

だって、売り急ぐ必要がなければ、十分平均的な相場でも売却することが可能な物件なのですから、わざわざ安い価格で売却する必要なんてないのです。

最近では、離職率や離婚率の増加に伴い、住宅ローンの支払いができずに、任意売却する中古一戸建て物件が大変増えているそうです。

任意売却の物件には、競売物件のように怪しい物件はそう多くありません。しかし、任意売却と聞くだけで、競売物件と同様の考え方をする人が多いのも現実です。

任意売却物件の多くは、抵当権や名義問題などをクリアすれば、非常にお買い得な優良物件だということを理解しておきましょう。

このような、任意売却物件の情報をゲットするには、別記事の「購入条件が整理できていないお客さんは後回しにされる」を参考にして頂き、不動産会社から優先的なお客さんと思われる必要があります。

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