土地の相場を路線価や公示価格で調べよう

日本の一戸建て住宅は、20年〜25年ほどで資産価値が限りなくゼロに近くなるとうお話は別記事の「築25年で建物の資産価値はゼロになるって本当?」でも話しました。

つまり、築20年以上経過している中古物件の多くは、建物の価格というよりも、その土地の価格が割合の多くを占めていることになります。

築10年という中古一戸建て住宅を購入しても、いつかは建物の価値自体はなくなってしまいます。

そう考えると、中古一戸建て住宅を探す際に、土地の評価を基準に考えるという方法もあります。

そこで、今回は土地の相場を調べる方法を簡単に紹介していきたいと思います。

路線価を元に土地の相場を調べる

一番手っ取り早くて公平なのが、国税庁が発表している路線価を元に土地の相場を調べる方法です。

路線価とは、その名の通り「道路に付けられている価格」のことです。

固定資産税なども、この路線価を基準に算出されているのです。

例えば、あなたが購入を検討している中古一戸建て住宅に面している道路を調べます。

その道路に「75F」という記載があったとします。この場合、1平方メートル当たりの単価が75000円ということになります。

これを1坪で計算すると「75000円×3.3u=247,500円」となります。

つまり、1坪の基準価格は24万7500円となるのです。

しかし、これはあくまでも基準価格なので、実際の不動産売買では、この価格よりも高値で取引されるのが一般的です。

公示地価を元に土地の相場を調べる

路線価と同じように土地の基準価格を調べる方法に「公示地価」というものがあります。

路線価は、道路についている価格なのですが、こちらの公示地価はその土地の評価額となりますので、売買価格により近いのは、路線価よりも公示価格の方だと思います。

しかし、公示地価は各地域の各ポイントのみ算出されていますので、あくまでも周辺地域の相場としてしか調べることができません。

路線価・公示地価というどちらの情報も、誰でも自由にみることができるようになっていますので、購入を検討している中古物件があるのであれば、ぜひ一度は調べてみることをお薦めします。

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