夢のマイホームを手に入れる場合、新築住宅を購入するのか?中古物件を購入するのかで迷われる人も多いと思います。
また、中古住宅の購入を決断しても、今度は中古マンションと中古一戸建て住宅で迷われる人もいるでしょう。
そこで、今回は中古一戸建て住宅のメリットをについて考えていきたいと思います。
購入費用を安く抑えることができる
中古物件の最大の魅力といえば、低予算で購入することが可能だという点でしょう。
土地の価格2000万円、新築費用2000万円という住宅でも、建築後20年ほど経過していれば、建物自体の価値は大幅に下がっています。
日本の住宅というのは、頑丈につくられているのですが、20年〜25年ほどで建物自体の資産価値は、ほぼゼロと判断されてしまうのです。
そのため、土地の価格+わずかな建物費用で購入することが可能なのです。
20年〜25年前といえば、バブル期ですので、土地の価格も高騰していた時代です。現在では土地の価格も下落しており、20年前に土地と建物合わせて4000万円だった住宅が、今だと当時の土地価格以下で購入できるケースもあるのです。
実際の建物を見学して購入を決定できる
実際の建物や間取りを自分の目で確認できるというのも中古物件のメリットです。
建売の新築住宅や新築分譲マンションであれば、モデルハウスなどを実際に見学することはできても、実際にご自身が住む建物を見学することはできません。
実際の間取りを確認することができますし、風通しや日当たりなどを実際に体験することもできます。
また、地域のコミュニティが出来上がっていますので、お隣さんにどのような方が住んでいるのか?町内会の行事がどれくらいのペースで行われているのか?などを売主の方に聞くことも可能です。
物件数が豊富にあるので、より希望に近い物件を探しやすい
両親の面倒をみなければならないので、両親の近くでマイホームを購入したい。子供の通学のことを考えると、交通の便が良い地域にマイホームを購入したい。という考えの方は少ないと思います。
しかし、地域を限定してしまったり、生活環境を優先させてしまっては、新築で探すのは非常に困難になります。
都心部などでも、大型ニュータウンの開発は今でも行われていますが、ほとんど郊外ばかりで、都心まで1時間ほど掛かってしまうケースも珍しくありません。
新築ではなく、中古物件で探すことで、候補となる物件は倍増するはずです。
どうしても、新築が良いと考えている方でも、少し考え方を変え、建物が古い中古物件を探して、建替えるという方法もあります。
短期間で引っ越し、新生活が始められる
売主との話し合いになりますが、物件よってはすぐに引き渡してくれる場合もあります。
建物自体はすでに完成していますので、すぐに引っ越しをして新生活を始められるのもメリットの1つだと思います。
新築の場合ですと、契約〜完成までに平均4ヶ月〜6ヶ月ほどの期間が掛かってしまいますし、分譲マンションとなれば契約から1年以上経たないと入居できないというケースもあるのです。
自分の土地を所有することができる
こちらは分譲マンションとの比較になってしまいますが、同じマイホームでも中古一戸建て住宅であれば、土地を所有することができます。
土地の価値は建物のように資産価値が極端に下落することもありませんし、場合によっては購入時より高値になることもあります。
そのため、わずか数年後に何らかの理由で売却することになっても、売却価格で残りの住宅ローンを完済することも十分に可能なのです。