一戸建て住宅はマンションに比べ、リフォームの自由度が高いことでも知られています。

マンションのように色々な制限が無い分、お金を掛ければほとんどのリフォームが可能なのですが、できる限り安い価格でリフォームしたいというのが購入者の本音だと思います。

そこで今回は、中古一戸建て住宅を購入してリフォームする際のチェックポイントを紹介していきたいと思いますので、参考にして頂ければと思います。

リフォーム前提の物件探し時のチェックポイント

1：構造

まずは住宅の構造を調べてください。リフォームに一番向いているのは木造の在来工法です。同じ木造でもツーバイフォー構造の住宅は、一般的にリフォーム向きではありません。

2：給排水設備の傷み具合

マンションと比べると、一戸建ての場合は給排水設備の移動制限がありませんので、比較的リフォームしやすいと思います。しかし、給排水設備が傷んでいるとリフォーム時に余計な出費となりますので、築年数が経過している物件であれば要注意です。

3：基礎や外壁のヒビ割れがないか？

外壁や基礎部分をチェックしてください。このときに大きなヒビ割れをみつけたら要注意です。小さく浅いヒビ割れであれば大きな問題でありませんが、大きくて深いヒビ割れならば補修に相当な費用が掛かる恐れがあります。簡単なチェック方法としては、ヒビ割れに名刺などを差しこんでみてください。そうすればヒビ割れの深さを知ることができます。

窓や扉の開閉がスムーズであるか？

窓や扉の開閉がスムーズに出来ない場合、地盤沈下などにより、建物が傾いている可能性があります。そうなると当然修繕費用として相当な出費となりますので、リフォームどころではありません。

廊下や階段の幅

中古住宅を購入して、バリアフリー住宅へとリフォームを考えている方も多いでしょう。そのようなケースでは、廊下や階段の幅に注目してください。部屋と部屋の段差を無くす程度のリフォームであれば簡単にできますが、廊下の幅や階段の傾斜を緩やかにするリフォームは相当な出費となりますし、構造によっては不可能な場合もあります。