点検口を確認すると、その家の改修歴が把握できる

中古の一戸建て住宅やマンションを購入する際には、ぜひ点検口をチェックすることをお薦めしておきます。

中古住宅の見学時には、動線のチェックや間取りなどに気を取られがちですが、シロアリや給水設備の腐食具合など、チェックしておきたい個所は数多くあります。しかし、シロアリや給排水設備などは、素人がみても簡単に解かるものではありません。

そこで、お薦めしたいのが点検口なのです。

点検口の場所をチェックしてください

戸建て住宅でもマンションでも、大抵の住宅には点検口と呼ばれる箇所が作られています。

点検口とは、床下や屋根裏への入り口だと思ってください。その住宅によって押入れや洗面室など、点検口が作られている場所は基本的に目に入りにくい場所です。そのため、10年・20年住んでいても点検口の場所を知らない住人は思っているよりも多くいらっしゃいます。

しかし、シロアリ予防やリフォーム工事の際には、必ず点検口を使用して床下や屋根裏の状況を工事担当者が確認します。つまり、定期的にシロアリ予防やリフォーム工事を行っている住宅であれば、その住人が点検口の場所を知らないということは滅多にないのです。

物件見学の際に、「点検口は何処にありますか?少しみせてもらっていいですか?」という風に尋ねてみてください。このとき、点検口の場所が解からないというケースだと、過去に住宅のメンテナンスを行っていない確率が高くなりますので、シロアリ被害や雨漏りなどを入念にチェックすることをお薦めします。

それと、まれに点検口が作られていない住宅があるようですが、点検口がない住宅を作るような会社は信用できません。部材や構造など、住宅そのものに欠陥がある可能性も否定できませんので、あまりお薦めではありません。

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