土地や建物といった不動産物件には、かならず登記簿という書類が存在していることをご存知でしょうか?
登記簿とは、その土地や建物に対して、過去の所有者や使用状況などが記載されている書類のことで、わたしたちでいう履歴書だといえば解かりやすいでしょうか?
この登記簿は、契約書や重要事項説明書などと同時に頂けるのですが、この時点で貰ってもあまり意味がありません。
本当に該当物件の購入を検討しているのであれば、早い段階で仲介業者にお願いして、登記簿を頂くようにしましょう。また、仲介業者にお願いしなくても、法務局へ足を運べば1000円〜3000円ほどで、誰でも手に入れることができる書類です。
登記簿のチェックポイント
登記簿を手に入れることができたのであれば、まずチェックしておきたいポイントが過去の所有者や使用履歴です。
該当する物件が1年とか2年という短い期間で、何度も売買されているような物件ではないか?
物件が建っている土地が、過去に沼や池のような、地盤沈下の恐れがある土地では無かったか?
複数の所有者が記載されており、権利関係が複雑になっていないか?
抵当権を設定している金融業者が銀行や信用金庫など、安心できる会社になっているのか?聞いたこともないようなサラ金業者、消費者金融会社が抵当権者として記載されていないか?
このような情報が、売主や仲介業者から聞いていた内容と、一致する内容であるのかをチェックしておきましょう。
登記簿には、難しい用語で書かれている項目も多くあります。本来であれば、仲介業者などに相談すれば、その言葉の意味などを詳しく教えてくれるのですが、仲介業者や売主に対して、少し不信感を抱いているような場合は、インターネットなどで検索してみれば解決できると思います。