メーカーの10年保証という言葉に騙されないことが大切

近年、低価格になったといっても太陽光発電システムを設置するには、100万円〜200万円ほどの費用が必要になります。

これだけの費用を投資する訳ですから、保証内容をしっかり把握しておく必要があります。

どこの販売店で購入しても、「10年間のメーカー保証が付いていますので安心です」と言いでしょう。しかし、これは当然のことですし、10年間の保証が付いているのは、太陽電池(ソーラーパネル)部分だけという場合も珍しくありません。

つまり、その他のパワーコンディショナーや分電盤などの付属機器の保証期間が1〜2年と短く設定されているケースもあるのです。

10年保証という言葉に騙されずに、細かな保証部分にまで、しっかりと目を通しておきましょう。

自然災害に関する保証も調べておく

2011年の東日本大震災、2012年の巨大竜巻などの影響もあり、自然災害への関心はさらに高まっています。

太陽光発電システムは、非常にシンプルな機器ですので、システム的な故障よりも地震や台風などによる被害が多いに考えられます。

しかし、メーカーによっては、地震や台風などの災害に対しての保証を適用外としていたり、有償としているケースも少なくありません。

下記に各主要メーカーがホームページ内で、保証について詳しく書かれている部分のURLを載せておきますので参照してください。

販売店独自の保証内容も調べておく

メーカーの保証は、あくまでも太陽光発電機器に関する保証です。

つまり、設置工事などに不備があった場合の保証は、販売店や工事店が行うことになります。

太陽光発電システムを設置するには、屋根に穴を開けなければいけません。その結果、工事に欠陥や不備があると将来的に雨漏りなどの被害が起こってしまいます。

さらに、メーカー保証が適応されない、台風や地震といった自然災害に対する保証は販売店や工事店が独自に火災保険や地震保険に加入しておく必要があります。
このような災害保証にしっかりと加入しているかも業者選びのポイントにしましょう。

それと、メーカーから工事資格免許を受けている業者でないと、メーカー保証すら受けられない場合もありますので注意してください。

一括見積りサイトを利用する

上記のように太陽光発電システムの保証に関しては、メーカー保証や設置業者の保証など複雑になっています。

これらの保証制度すべてを理解するのは、非常に重労働ですし、各メーカーや業者の保証内容を比較するだけでも相当な時間が必要になります。

そこで、オススメしたいのが、一括見積りサイトです。

一括見積りサイトに登録してある業者は、サイト運営会社の厳しい審査をパスした業者ばかりです。保証内容を比較するのも楽ですし、なによりメーカーから工事資格を受けている販売店というのが登録する最低条件になっていますので、信頼性という点でもみても、十分利用価値があります。

各メーカーの保証内容


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