太陽光発電システムは自家発電システム

2011年3月に発生した東日本大震災により、これまで日本を支えてきたエネルギーのひとつでもある、原子力発電の問題点が浮き彫りになりました。

そこで今、注目されているのが、自然エネルギーでもある太陽光を利用した太陽光発電システムです。

太陽エネルギーを利用することで、電力問題だけでなく、環境問題や資源問題を解決する手段としても非常に注目を集めています。

太陽光発電の歴史

太陽光発電システムとは、その名の通りに太陽エネルギーを利用することで電力を発電するシステムです。

太陽が発するエネルギーは、わずか1時間分の光だけで、全世界が1年間生活するのに必要なエネルギーを賄えると言われています。

この膨大な太陽光エネルギーを利用する発電システムこそが、太陽光発電システムなのです。

太陽光発電システムが日本国内において、一般家庭へと普及し始めたのは2000年前後だと言われています。

これは、いち早く光熱費ゼロ住宅を企業理念に掲げているセキスイハイム住宅が1997年に本格的な太陽光発電住宅第1号を建築していることからもわかります。

つまり、日本国内では、太陽光発電システムが一般家庭に普及して15年ほどしか経っていないということになります。

今、なぜ太陽光発電システムが注目されているのか?

10年ほど前から、一般家庭でも太陽光発電システムを設置している住宅は徐々に増加傾向にあったのですが、実際にわたしは、その頃、注文住宅の営業マンをしていました。

しかし、10年ほど前の住宅業界では、まだまだ太陽光発電システムを希望するお客様は少なく、住宅メーカーとしてもセキスイハイムが率先して取り入れていただけでした。

しかし、2012年現在では、太陽光発電システムの注目度は10年前とは比較にならないほど上がっています。

その理由として、2011年の東日本大震災が大きく関係していることに間違いありませんが、それ以外にも太陽光発電システムの設置に掛かる費用が急激に下がったことや、余った電力の売電価格が一気に上昇したことが考えられます。

さらに、co2削減対策として日本政府は、2030年までに日本国内1400万世帯に太陽光発電システムを設置することを目標に掲げており、補助金制度などを大々的に打ち出しています。

このように国や各自治体による補助金制度が充実したことも、太陽光発電システムが急激に普及している大きな要因となっているようです。

太陽光発電システムとは

つまり、太陽光発電システムを簡単に説明すると、膨大な太陽エネルギーを電力へと変換する機器を一般の家庭に設置することで、家庭内で使用する電力を賄うだけでなく、あまった電気を電力会社へ売ることもできる大変利用価値の高い自家発電システムだと思ってください。

日本政府の本格的な普及計画により、補助金制度が充実したことや、売電価格が上昇したことで、パナソニックや東芝など有名電機メーカーも本格的に太陽光発電システム機器の開発・販売に力をいれるようになり、太陽光発電システムの設置費用は10年前と比べて半額以下にまで下がっています。

今回当サイトでは、太陽光発電システムの詳しい発電メカニズムを始め、費用に関する疑問や各メーカーの太陽光発電システムの特徴などを詳しく解説していきたいと思います。



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