補助金制度の内容は毎年変更されるので注意

太陽光発電を設置すると国や都道府県、市町村から補助金をもらうことができます。

しかし、都道府県や市町村などは、各自治体によって補助金の額や条件も違いますし、地域によっては、まったく補助金制度自体が無い場合もあります。

今回は、全国一律の条件で支給されている、国の補助金について説明していきたいと思います。
国や各自治体の補助金については、最新情報をPanasonicのサイトで調べることができます。

24年度、太陽光設置補助金の期間

国の補助金制度は、毎年変更されており、平成24年度版の補助金制度も4月19日より受付が始まっています。

期間は、平成24年4月19日(木)〜 平成25年3月29日(金)までの消印有効となっています。

エコカー減税の際に、締切前に予定していた予算がなくなり、エコカー減税をもらえなった人が大勢いましたが、こちらの太陽光設置補助金も予算がなくなり次第、終了となりますので、注意してください。

24年度、太陽光設置補助金の概要

国から支給される、太陽光設置補助金をもらうためには、2つの条件をクリアする必要があります。

条件その1
  • 1kW当たりのシステム価格が 55万円以下の場合3万円/kWの補助金
  • 1kW当たりのシステム価格が 47.5万円以下の場合3.5万円/kWの補助金

例として、同じ製品をA社とB社から購入したとします。

A社 3.5kWを設置。
トータル費用160万円(税抜き)
160万円÷3.5kW=45.7万円/kW
3.5kW×35000円=12万2500円の補助金がもらえます。

B社 3.5kWを設置。
トータル費用180万円(税抜き)
180万円÷3.5kW=51.4万円/kW
3.5kW×30000円=10万5000円の補助金がもらえます。

消費税分を抜いた金額で計算します。

つまり、安く契約すればするほど、補助金額も多く支払われることになります。

条件その2

変換効率基準が以下の条件をクリアしている場合

  • シリコン単結晶系=16.0%以上
  • シリコン多結晶系=15.0%以上
  • シリコン薄膜系8=.5%以上
  • 化合物系=12.0%以上

つまり、変換効率が悪い、型遅れの機器などでは、補助金が下りない可能性があるということです。

補助金は申請しても、手元にお金が振り込まれるまでに3ヶ月〜6ヶ月ほどの期間がかかります。

つまり、補助金は一時的に依頼主が現金で立て替えておく必要がありますので、注意してください。



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