太陽光発電システムを導入する際に、気になってしまうのが「わが家の屋根にも太陽光パネルは設置できるのだろうか?」という問題だと思います。
築年数が経過しているや、屋根の面積が狭い住宅であれば、なおさら不安になると思います。
そこで、今回は太陽光発電システムと設置条件について説明していきたいと思います。
太陽光パネルはほとんどの屋根に設置できる
数年前までは、屋根材や施工方法の問題などで、太陽光パネルの設置が困難とされる住宅もあったのですが、最近ではさまざまな設置工法が開発されており、ほとんどの住宅の屋根に太陽光パネルを設置できるようになりました。
しかし、このように設置工法が進化しても、いまだに太陽光パネルを取り付けたことによる雨漏りなどの被害報告は一向に後を絶ちません。
このような雨漏り被害などの多くは、適切な設置工事が行われていないことが大きな原因となっています。
ここ2〜3年ほどで、太陽光発電システムの需要は急激に伸びていますので、これまで太陽光発電などを扱ったことがないリフォーム会社や工務店などが太陽光事業に参戦してきており、知識と経験が不足していることで、適切とはいえない設置工事を行ってしまうのです。
ハウスメーカーの保証が受けられないケースが急増している
上記で、ほぼ全ての屋根に太陽光パネルを設置することが可能だとい書きましたが、設置できたからといって全てOKという訳ではありません。
あくまでも設置できるというだけの話であり、色々な問題が発生する可能性があることを理解しておきましょう。
最近、よくある例として、「太陽光発電システムを導入したが、住宅メーカーから屋根の保証はできないと言われた」という問題をよく耳にします。
これはつまり、太陽光パネルを設置固定するために屋根材にビス用の穴をあけてしまったことが原因だと思われます。
基本的に太陽光発電システムを設置する際には、住宅メーカーが推奨している設置に関する取り付け工事マニュアルを守っていないと、住宅メーカーの保証対象外とされてしまいます。
設置する太陽光パネルのメーカーが、一流企業のパナソニックやシャープだからと言って安心するのは大きな間違いです。
設置工事を担当するのは、あくまでも工務店や工事業者なのです。