太陽光発電システムを導入する際、どれくらいの費用が掛かるのか心配になると思います。
しかし、インターネットの情報サイトなどを見ても、目安として1kw=65万円と紹介しているサイトもあれば、1kw=55万円と紹介しているサイトもあります。
目安単価の違いについては、別記事の「信用できる情報サイトの見つけ方」で詳しく解説していますので、参照してください
そこで今回は、目安単価や初期費用の内訳などを具体的に紹介していきたいと思います。
初期費用は1kwの単価を目安に考える
太陽光発電システムの初期費用として、目安になるのが国からの補助金です。
2012年4月から開始された新補助金制度では、1kwのシステム価格+工事費用が55万円以下であれば、1kwあたり3万円の補助金を受けることができます。
同じく1kwのシステム価格+工事費用が47.5万円以下であれば、1kwあたり3.5万円の補助を受けることができます。
つまり、どんなに高くても1kwあたりのシステム価格+工事費用の単価が55万円以上であれば、補助金は0円となります。
このことから、1kwあたりの目安単価を55万円以下と考えることができます。
初期費用の平均価格は190万円から220万円
最近では、太陽光パネルの小型化にも力をいれているメーカーが多く、1枚のパネルで発電できる電力量も上がっています。
そのため、一般住宅に設置できる太陽光パネルの枚数も増えており、平均すると3.5kw〜4kw程度の太陽光システムを導入する家庭が多いそうです。
上記の1kw単価=55万円を目安に考えると、3.5kw×55万円=1,925,000円
4kw×55万円=2,200,000円となります。
海外ブランドの低価格商品が人気
上記でも紹介したように、2012年4月から国の補助金制度が2段階になりました。
これは、2011年度より海外ブランドメーカーが本格的に参入したことで、太陽光システムの低価格競争が激化したためです。
これまでの補助金制度を紹介すると、1kwあたりの補助金は2009年度70万円、2010年度 65万円、2011年度60万円という基準でした。
そして、2012年度が55万円と47.5万円なので、55万円で考えても、わずか3年で1kwの単価が15万円下がっていることがわかります。
とくに世界的なシェアを誇っているカナディアンソーラーやサンテックパワーなどの海外ブランドメーカーの販売単価が1kw=40万円〜45万円ですので、国内の主要メーカーも大幅に価格を下げているのが現状です。
そのため、海外ブランドであれば、4kwの太陽光システムで150万円を切る場合もありますし、国内主要メーカーでも、一括見積りサイトを上手く活用することで、4kw=180万円を切ることも十分可能になってきました。