京セラ製太陽光発電システムのメリット・デメリット

京セラは1983年に国内で初めて、太陽光発電システムを商品化したメーカーとして知られています。

さらに、1997年には、現在多くのメーカーで常識となっている10年保証制度を導入したのも京セラが始まりでした。
このように京セラは、国内の太陽光事業を常に牽引してきたパイオニアでもあります。

それを証明するかのように、ハイブリッド車であるトヨタプリウスの太陽光電池部分は京セラが提供しています。

京セラの太陽光発電システムの特徴を簡単にまとめてみました。
  • トヨタプリウスにも採用されている太陽電池
  • 太陽光発電システムのパイオニアであり、多くの住宅メーカーで採用されている
  • 他のメーカーでは、類をみないほど保障制度が充実している
  • 多結晶の太陽光パネルなので発電量・変換効率は若干低い
  • 低コストで太陽光発電システムを設置することができる。
  • 太陽光パネル20枚の発電量3.90kw(多結晶パネル:KJ195P-3CUCE)

京セラの太陽光パネル

京セラの太陽光パネルは、ベーシックタイプの「エコノルーツシリーズ」と、複雑な屋根形状にもピッタリフィットできる「サムライシリーズ」の2種類があります。
どちらのパネルにも、多結晶が採用されていますので、発電量や変換効率などは若干低めですが、2012年3月に開催された「PV EXPO 2012 国際太陽電池際」では、高性能太陽光パネル「Gyna」を発表しており、2012年内には、供給開始となるようです。

3種類のパネルを組み合わせるシステムとなっている「サムライシリーズ」では、複雑な形状の屋根にも対応できるようになっており、有名ハウスメーカーなどからも絶賛されています。

多くの有名住宅メーカーでも採用されています

京セラは、シャープ同様に日本の太陽光事業を牽引してきたメーカーですので、各企業からの信頼度も高いです。

トヨタ自動車が販売しているハイブリッド車「プリウス」にも太陽電池システムを供給しておりますし、「ミサワホーム」や「セキスイハイム」など、多くのハウスメーカーでも、京セラの太陽光発電システムが採用されています。

保証制度が充実している

太陽光発電システムは、どのメーカーでも10年保証が当然のようになっていますが、この10年保証制度を1997年に初めて導入したのも京セラでした。

さらに、京セラでは保証制度の充実に力を入れており、他のメーカーでは有償保証や保証対象外となっているような、洪水や台風などの自然災害でも一定の条件を満たしていれば保証してくれますので安心度で考えると業界ナンバー1です。

国内の主要メーカーの多くは、台風・洪水・落雷・火事などの自然災害保証を販売店保証としていたり、有償保証としているのですが、京セラだけは無償保証となっています。

10年保証の対象となるのは1年目の無料点検、4年ごとの有料点検(2万円程度)を実施していることが条件となります。

京セラ太陽光発電システムのまとめ

京セラの太陽光発電システムは、国内主要メーカーと比較した際にシャープ同様、非常に低コストで設置することが可能です。

低予算で太陽光発電システムの導入を検討しているのであれば、シャープ同様に有力候補の1社であることに間違いありません。

さらに、保証面に目を向けても、国内メーカーナンバー1とも言われています。

ただし、太陽光パネルには、多結晶型が使用されていますので、東芝やパナソニックほどの大容量発電を期待することは出来ません。

1kwの導入コストは、50万円前後になりますが、一括見積りサイトなどを利用することで、40万円〜45万円くらいまでコストを抑えることが可能なようです。



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