東芝製太陽光発電システムのメリット・デメリット

2012年度の太陽光発電システムでは、設置数ナンバー1と言われている東芝ですが、太陽光発電事業に本格参入したのは、2010年とつい最近です。

東芝は、太陽光事業に本格参入する際に、太陽光発電システムでは、世界的に有名で米国ナンバー1と称されているSunPower(サンパワー)社と太陽光パネルの調達契約を結んでいます。

そのため、参入直後から太陽光パネルの変換効率16.9%「SPR-210N-WHT-J」と、当時では驚くほど高い数字を全面に押し出しアピールしたことで、高い注目を集めました。

さらに、2011年9月には、新たな太陽光パネル「SPR-240NE-WHT-J」の販売を開始しました。この「SPR-240NE-WHT-J」という太陽光パネルは、最大発電量240w、変換効率19.3%と2012年現在では、実質世界一の太陽光パネルだと言われています。

東芝の太陽光発電システムの特徴を簡単にまとめてみました。
  • 世界一の太陽光パネルを使用
  • 寄棟などの比較的設置面積が少ない屋根でも大容量の発電が可能
  • 発電量・発電効率ともに国内ナンバー1
  • 他社製品に比べて、設置コストが高い
  • 太陽光パネル20枚の発電量4.80kw(SPR-240NE-WHT-J)

東芝の太陽光パネル

上記でも紹介しましたが、東芝の太陽光パネルは、米国のSunPower(サンパワー)社製が使用されています。SunPower(サンパワー)社は米国最大手の太陽光パネル会社で、高い発電量や変換効率を実現していることで、世界的にも高い注目を集めています。

東芝が使用している「SPR-240NE-WHT-J」という太陽光パネルは、発電量240w、変換効率19.3%で世界ナンバー1の太陽光パネルと称されています。

東芝の太陽光パネルは、パナソニック製品などと同じように単結晶型を採用しているのですが、さらに高い発電量と変換効率を実現するために、「バックコンタクト方式」を採用しています。

「バックコンタクト方式」とは、通常は太陽光パネルの表面にみられるハンダ付け痕や電極があるのですが、これらをパネルの裏側に配置することで、太陽光をより多く採取できるようになっています。

この「バックコンタクト方式」を採用した太陽光パネルは、シャープなども最近発売を開始しています。

大容量発電なので、屋根への負担を軽減できる

一般的な太陽光パネルで東芝の太陽光パネルと同等になる240w相当を実現させるには、太陽光パネル1枚の重さは約20kgになってしまいます。

しかし、東芝の太陽光パネルであれば、1枚の重量は15kgと非常に軽量に作られています。

また、パネルサイズも3分2程度で済みますので、結果として大幅に設置面積と設置重量を減らすことが可能になります。

240wの太陽光パネルで、4kwのシステムを組には、太陽光パネル17枚が必要となりますので、重量にすると85kgも軽量化できる計算になります。

他社製品と比較すると高額

東芝の太陽光発電システムが高性能であることは、誰もが認める事実であり、後は価格の問題とされています。

他社製品の太陽光発電システムと比較すると、高額であることは否めません。
パナソニック同様、高性能であるが高額なため、購入を見送る人も少なくありません。

しかし、東芝が参入していきた2010年当時、1kwのシステム価格は65万円前後だったのに比べ、2012年現在では、55万円前後で定着しています。

さらに、一括見積りサイトなどを利用することで、50万円を下回ることも珍しくありませんし、時期や地域によっては、45万円を下回るケースもあるようです。
これに、国や自治体からの補助金が出るのであれば、十分に検討できる価格まで下がってきた印象です。

パナソニックや東芝など、高額といわれている太陽光発電システムを導入するのであれば、補助金が出ている今は凄く狙い目だといえます。

東芝太陽光発電システムのまとめ

東芝の太陽光発電システムは、高性能パネルを採用していますので、高い発電力と変換効率を備えています。

そのため、日本のように屋根が狭い住宅では、太陽光発電に最も適していると高い評価を受けています。

2010年に太陽光事業に本格参戦しており、まだまだ新参企業というイメージが強いですが、2012年度においては、設置台数ナンバー1と多くサイトで紹介されています。

他社製品と比べると、多少価格は高額ですが、一括見積りサイトと補助金を上手く利用することで、今なら1kw40万円代で設置することも難しくありません。

より多くの発電量を希望するのであれば、迷わず東芝製品の太陽光発電システムをオススメします。



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