遮音性能について

新築分譲マンション選びで多くの人が気にするのは、「遮音性能」がどれほどあるのかということです。
遮音性能とは、すなわち防音効果がどれほど高いかということを意味しています。

小さな子供がいる家庭の場合には、子供がドンドン跳ねたり走り回ったりして、下の階の住人に迷惑を掛けるのではないかと心配する人も多いことでしょう。

しかし、分譲マンションのパンフレットなどを見ても、壁や床の遮音効果については専門的な用語が多く使用されており、いまいち理解できないという人も多いので、今回は大事な要点だけを解かりやすく説明していきたいと思います。

床や天井の遮音性能をチェック

まず床や天井に関しては、ひとことで言ってしまうと二重床や二重天井を採用している物件が良いに決まっています。

基本的に遮音性能は“L”という単語と数値で表されます。
L=50とL=45では、数字が小さいL=45の方が遮音性能が高いということになります。

パンフレットによってはLH=50やLL=50と表示されていますが、LHとは子供が走り回ったりする場合などの(重量衝撃音)を意味しており、LLとは食器やスプーンなどを落とした時の(軽量衝撃音)を意味しています。

物件選びの目安としてギリギリL=50でも問題ないと思いますが、理想としてはL=45程度あれば問題ありません。

戸境壁の遮音性能をチェック

壁の遮音性能ほど比較するのが難しいものはありません。
一般的なコンクリート戸境壁だと200mmあれば十分だといわれていますが、最近の分譲マンションに多く使用されている乾式壁の場合であれば、136mmがコンクリート壁の260mmと同等の性能があると言われていますが、なかなか素人には判断が難しいものです。

そこで壁などの遮音性能を表す数値を紹介しておこうと思います。

壁の遮音性能を表す数値は“D”です。
床の遮音性能と同じように考える人が多いのですが、壁の遮音性能を表す“D値”は数字が高くなるほど遮音性能が高いという点です。

理想としてはD=50は確保したいところですね。それよりも数値が低い場合には少し注意しましょう。

不動産を高く売却したければ仲介業者選びが重要! 一括見積もりサイトを使って引越し料金を限界まで安くする方法

  このエントリーをはてなブックマークに追加