分譲マンションの購入を考えている人であれば、是非知っておいて欲しい言葉が
- 専有部分
- 共用部分
という2つの言葉です。この2つの言葉はマンションのパンフレットでも頻繁に出現しますし、販売会社の営業スタッフからも頻繁に聞くことになると思います。この2つの意味だけでも理解しておきましょう。
まず「専有部分」ですが、これは区分所有権などという難しい言葉で説明されている場合が多く解かりづらいと思いますが、凄く解かり易く言うと、あなたがた家族が実際に生活を送る部屋のことだと思ってください。つまりあなたの財産として認められている部分ということです。
次に「共用部分」についてですが、簡単に言えば共用部分とは上記で説明した専有部分以外の箇所ということになります。代表的なものとして
- エレベーター
- 駐車場
- ゴミステーション
などがありますが、その他にも廊下やエントランス部分も共用部分ということになります。
共用部分には注意が必要
上記で紹介したように、エレベーターや駐車場などのように生活に必要な部分だけが共用部分という訳ではありません。最近では、プールを完備しているマンションや、スポーツジム、各種コミュニティルールなどを備えている分譲マンションも少なくありません。
当然このような施設も共用部分であり、住居者全員が支払っている維持管理費で運営されていますので、共用施設が多くなればなるほど月々の管理費の負担が増えるということになります。
エレベーターやゴミステーションなどは住居者全員が利用する設備なので、誰にも損得はありませんが、プールやスポーツジムなどは利用する人と、全く利用しない人に分かれてしまいます。
たとえ1回も利用することがなくとも同じように管理費は掛かりますので、あなたにとって余分な施設がある場合には、大きく損をしているという考え方もできるのでないでしょうか?