老人ホームとの違いについて

高齢化が進む現代において様々な形の高齢者向け居住施設が誕生しています。
なかでも代表的な施設が「有料老人ホーム」「高齢者専用賃貸物件」「シニア向け分譲マンション」の3つではないでしょうか?

今回は「有料老人ホーム」と「シニア向け分譲マンション」の違いを簡単に説明していきたいと思います。

資産価値の有無

まず1番の違いとなるのが、資産価値の違いです。
「有料老人ホーム」は生涯に渡る“利用権”を得ることができますが、利用者が亡くなられた後の権利は一切ありません。

それに比べ「シニア向け分譲マンション」は“所有権”を得ることが出来ますので、万が一のことがあっても、残されたご家族へ財産として相続されます。

当然、生存している間に長期の入院などが必要になった場合には、所有者の意思により、当物件を賃貸することも売却することも可能なのです。

維持管理費の違い

有料老人ホームのメリットは維持管理費がほとんど必要ないと言う事です。毎月の施設利用費は当然掛かりますが、電気代や水道代などの光熱費はほとんど掛かりません。

その反面、シニア向け分譲マンションは一般の分譲マンション同様に高額な管理費を毎月支払う必要もありますし、月々の光熱費も普段通りに掛かります。

母体企業の倒産などによるリスクがない

有料老人ホームは将来的に母体の経営が悪化することで、施設が閉鎖するなどというケースも考えられなくはありません。

それに比べ、シニア向け分譲マンションは個人資産ですので、倒産などの心配はありません。

生活の自由度が高い

シニア向け分譲マンションの最大のメリットは、使用方法の自由度がある程度確保できるという点です。
例えば、夏休みにお孫さんが遊びに来るのも泊まりに来るのも自由であり、いちいち誰かに許可を取る必要はありません。
このような自由は、有料老人ホームではなかなか望めない大きなメリットとなります。。

以上が主な違いとなりますが、有料老人ホームとシニア向け分譲マンションの違いは、やはり何と言っても「資産価値」にあると言えるでしょう。
将来的にマンションを家族へ相続した時のことまで考えて、家族全体で話し合って購入を検討するのがベストではないかと思います。

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