今、人気のSI(オーダーメイド)マンションとは?

100年マンションとして、高い注目を集めているのが、間取りなどを自由にオーダーメイドすることができるSIマンションです。

SIマンションとは、「S=スケルトン」「I=インフィル」の頭文字であり、スケルトンとは柱や梁などの構造躯体のことで、インフィルとは内装や設備品を意味しています。

つまり、柱や梁などの構造躯体部分と、内装や給排水設備を分離することで、これまでマンションでは困難とされていた、間取りの自由度やリフォーム工事が容易にできるようになったのです。

インフィル部分を購入者が自由に決めることができる

SIマンションの最大の特徴となっているのが、各部屋の間取りやキッチンの位置など、内装部分を購入者が自由に決めることができる点です。

これまでの分譲マンションといえば、基本的にマンション販売業者が間取りを決めてしまっていることが多く、購入者の選択肢としては2LDKや3LDKという広さを選べるくらいでした。そのため、基本的にどの部屋を購入しても、バスルームやキッチンの位置などは同じだったのですが、このSIマンションでは、キッチンの位置やバスルームの位置さえも自由に決めることが可能なのです。

将来的なリフォームにも優れている

SIマンションが100年マンションと呼ばれている理由を簡単に説明したいと思います。
分譲マンションの多くがRCやSRC造となっています。昨今の建築技術の進歩により、RCやSRCの寿命は的確なメンテナンスを行っていれば100年もつと言われています。

しかし、分譲マンションの寿命は40年〜50年と言われることが多く、その理由が構造的な部分よりも、給排水などの設備的部分の寿命が加味されているためです。

これまでの分譲マンションでも、給排水などの設備的部分をリフォームすることで100年持つのではないか?と思われる方もいらっしゃると思います。ただ、これまでの分譲マンションの構造であれば、給排水設備を一新するには相当大がかりな工事が必要となりますし、物件によっては給排水設備の入れ替え工事が不可となる物件もあるのです。

つまり、築30年や40年を経過している物件に対して、給排水などの設備工事だけで数百万円の出費をするよりも、売却して新たに中古マンションを購入するという選択肢をする人が一般的なのです。

SIマンションでは、最初にお話していたように構造躯体と設備部分が一体化していませんので、簡単に給排水工事を行うこともできますし、10年後や20年後にお子様が独立しても、手頃なリフォーム費用で、子供部屋から趣味の部屋などへ作り替えることも可能なのです。

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