最近では頭金がほとんどなくても分譲マンションを購入しようとするご家族が結構多くいらっしゃいます。20年ほど前までは2割程度の頭金を貯金してからマイホームを購入するというのが常識だったのですが、最近では頭金が限りなくゼロに近い状態でも住宅ローンが組めるようになりました。
その為、ご家族の年収の6倍、7倍という金額の住宅ローンを組まれる方も少なくはありません。これは、私の経験から言わせてもらうとちょっと無謀に近い感じがしてなりません。
私も住宅営業という仕事をしていましたので、銀行の融資担当者やファイナンシャルプランナーの方と話をする機会は多くありました。やはり、年収の6倍、7倍というのは将来的にお子様に掛かる費用などを考えるとちょっと無理があるそうです。
頭金1年分の年収4倍がベスト
題名で年収の5倍が分譲マンション購入のベスト予算額であると書いていますが、その内訳として年収1年分の頭金(預貯金)と住宅ローン借入れ金額が年収の4倍程度というのがベストな資金計画だと言われています。
銀行側の住宅ローンの事前審査なども年収の5倍以内というのをひとつの目安にしているといわれていますので、年収の4倍程度であればまず問題ないと言えるでしょう。
年収は手取り金額では無く、総支給額で計算するようにしましょう。ただし、毎月の返済金額は手取り給料の25%程度に抑えておくのがベストだと思います。
上記のようにまとめてみましたが、一戸建てをお考えの方は土地の購入が絡んできますので、ここで紹介した金額よりも多少借入れ金額が増えてしまうのは仕方がない事だと思います。
上記はあくまでも分譲マンションを目安とした予算額であるということで理解して下さい。