新築分譲マンションで特に人気が集中する階は何階だと思いますか?一般的に言われているのは展望が良く、騒音などの問題が少ない高層階だと思われがちですが、以外にも中層階が高い人気となる物件も多いそうです。
中層階が人気の物件とは、概ねマンションの高さが12階〜24階建くらいの中層マンションと言われる部類の分譲マンションです。このような中層マンションの場合には6階〜10階くらいの階に人気が集中する傾向があると言われています。
中層階が人気の理由は?
中層階が人気の理由にはいくつかの理由が挙げられます。
- 価格がお手頃である
- 防犯性が高い
- 競争率が低い
上記の3つが代表的な理由だと言われています。では、上記の3つに関して具体的に説明していきたいと思います。
最上階と中層階での価格差について
まず1番の「価格がお手頃」についてですが、これはわざわざ説明をするまでもなく、分譲マンションは高層階になるにつれ価格が高く設定されています。
24階建てくらいのマンションであれば10階の価格と最上階の価格では500万円以上の差があることも珍しくありません。よってお手頃価格な中層階に人気が集まるケースがあります。
空き巣侵入率、第2位は最上階
次に2番目の「防犯性が高い」という項目ですが、まずご存じの通り、低層階は泥棒の侵入などに対しての防犯性は低いとされています。
しかし驚くことに、マンションの泥棒侵入率で1位の1階に続いて高いのは、実は屋上から侵入できる最上階なのです。この点から、最上階よりも中層階の方が安全と考える人が多くいます。
抽選倍率が低いのは中層階
そして3番目の「競争率が低い」という項目ですが、これは販売申込みの競争率を表しています。基本的に分譲マンションは希望の部屋が重なった時には抽選にて購入者を決定するようになっています。
すると当然、抽選に漏れてしまうと人気が低い部屋しか購入することが出来なくなってしまいますし、場合によっては他の物件を探すことにもなりかねません。そこであまり人気が集中しない中層階を狙ってくる購入者が多いということです。
このように、分譲マンションには低層階、中層階、高層階それぞれにメリットとデメリットが存在していますので、家族で良く話しあいをした上で申し込むようにしましょう。