シニア向け分譲マンションは別名「高齢者向け分譲マンション」や「高齢者専用分譲マンション」などとも呼ばれています。
一般的には「住環境」「医療」「介護」「コミュニティ」が一体となった分譲マンションの事を指します。
これまでのシニア向け分譲マンションは、老後の生活を有意義に送るというコンセプトのもとに販売されることが多く、そのためバリアフリーの充実や大自然に囲まれた自然環境などが最大の特徴でした。
しかし現在のシニア向け分譲マンションでは、施設内に24時間体制の医療や介護などの設備を充実させた、「終身住宅」をコンセプトとしたものが販売されています。
シニア向け分譲マンションの需要は増加傾向にある
日本全国で新築分譲マンションの販売戸数が伸び悩む中においてもシニア向け分譲マンションの販売戸数は右肩上がりの傾向が強く、大手デベロッパー業者も本格的にシニア向け分譲マンションの建設・販売に乗り出してきました。
大手デベロッパーが販売するシニア向け分譲マンションは、一流ホテル並みの仕様となっていて、施設内に大浴場や各種娯楽施設を完備しており、専用レストランまで完備している物件も登場しています。
所有権を持つことができ財産となる
シニア向けの分譲マンションのことを、「有料型高級老人ホームと同様じゃないの?」と思う人も多くいますが、最大の違いは、一般の分譲マンション同様に所有権を持てるということです。
100%あなたの固有財産となりますので、将来的には残された家族への財産となるのです。
ただし悪徳業者に注意
現時点においては、シニア向け分譲マンションの定義が明確に決まっている訳ではありません。
その為、シニア向け分譲マンションとは言えないような設備仕様であっても、シニア向け分譲マンションというキャッチフレーズで販売されている物件の多数あります。
購入の際には将来に渡って住み続けるだけの価値がある物件なのかを、キチンと見極めることも大切だと言えるでしょう。