仮申込をしてから契約するまでについて

購入したいと思える物件が決まったら迷わず申込みをしておきましょう。

申込みをすると後々キャンセルした時に違約金を取られるのではないかと心配に思う人も多いようですが、申込みの段階でキャンセルして違約金を要求する業者はほとんどありません。仮にそのような業者があるならば逆に契約しない方が得策かもしれません。
申込みを行う際には一般的には10万円程度の申込み金が必要になります。

抽選は運次第

自分が申し込んだ部屋に多人数の申込みが行われていた場合には、抽選で優先順位を決定することになります。販売業者によっては先着順としている場合もありますが、ほとんどは抽選で決めるのが一般的となります。

当然、抽選に漏れてしまった場合には申込み金は返金されますので安心してください。

重要事項説明書が1番大事

無事に抽選を突破すると、いよいよ正式な売買契約を結ぶことになります。

売買契約において最も重要になるのが「重要事項説明書」です。売買契約では分厚い契約書の読み合わせがメインとなりますが、その中でも大事な部分が「重要事項説明書」です。

重要事項説明書の中には、これまでに営業スタッフと打ち合わせしてきた内容が細かく書かれていますので、重要事項説明書の内容をよく読んで、営業スタッフと打ち合わせてきたことがキチンと記載されているかを絶対に確認しておきましょう。

契約が終わったあとになってから、「あの時、営業スタッフさんがサービスで○○を取り付けてくれると約束してくれた」などと言っても後の祭りです。
契約書の中に記載されていることが絶対なのですから、営業スタッフとの口約束には何の効力もありません。

売買契約は時間の余裕を持って行いましょう

売買契約は内容にもよりますが、1時間程度で終了します。しかし、内容に不明な点や納得がいかない箇所がある場合には、絶対に印鑑を押してはいけません。
流れ作業的に売買契約を結んでしまうと後で後悔することにもなりかねませんので、しっかり内容を把握したうえで印鑑を押印するようにしましょう。

売買契約の際には、最低でも3時間くらいは時間に余裕をもっておいて、焦らず臨むことがお薦めです。

手付金は物件価格の5%〜10%が必要

売買契約時に忘れていけないのが手付金を支払うということです。手付金は業者により違いがありますが、一般的には物件価格の5%〜10%となっていますので、3000万円のマンションであれば150万円〜300万円が必要となります。

申込み金と違い手付金はキャンセル時には返金されないことになっていますので注意しましょう。ちなみに、もし業者側の都合でキャンセルとなる場合には手付金の倍返しが相場です。

住宅ローン特約が付いている場合には、住宅ローンの借入れ不可でキャンセルとなっても手付金は返金されるようになっています

集団説明会はお薦めできません

マンション販売業者によっては購入希望者を一堂に会し集団で重要事項の説明を行うケースがありますが、これは決して褒められた方法とは言えません。
重要事項契約書は各個人によって内容が異なる場合が多いので、集団で説明会を行うというのは業者側の都合以外の何者でもありません。

このようなケースを提示された場合には、遠慮なく断り、個別での売買契約を希望している旨をキチンと業者側に伝えましょう。

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