商談スペースでの注意点について

新築分譲マンションの新聞折込みチラシなどを見てモデルルームの見学会に出かけると、あまりにも見学者が多く驚く人も多いようです。

こんなに多くの人が購入を検討しているのであれば、一刻も早く契約しなければすぐに申込み締切りとなってしまうのではないかと不安に感じることでしょう。

確かに人気の地域や格安の物件は、早々と購入申し込みが締め切られることもあります。

しかし、どんなに気に入った物件でも、たった1回モデルルームを見ただけで購入を決めるのは絶対に止めた方が良いでしょう。

商談スペースの雰囲気は独特なので注意が必要

モデルルームなどには、必ず商談を行うスペースが作られています。
喫茶店などのような雰囲気で、部屋全体が見渡せる作りになっているパターンが多いでしょう。各テーブルでは、大勢のお客さんが営業マンと商談していると思います。

さらに部屋の一角には部屋番号が書かれている大きな申込み済みボードが飾ってあり、申込み済みのお部屋には大きなバラの花が付けられているはずです。

周りのテーブルではドンドン商談が行われており、一軒申込みがある度に営業マンが万歳三唱や一本締めなどの掛け声で他のお客さんへアピールしています。

しかし、実はこれは営業側のテクニックであり、このような光景を見ている他のお客様に対して、「早く購入しなければ売り切れてしまうかも」という、一種のトランス状態へと引き込むための戦略なのです。

もしこのような状態で焦って申込みや契約をしてしまうと、あとで後悔することになるので注意しましょう。

一旦冷静になって検討することが大事

どれほど良い物件であっても、必ず一旦自宅に持ち帰り、冷静になったところで再度検討してみる必要があります。

周りの雰囲気に流されることなく、自分の意思で購入したというスタンスが大事なのです。

そのためにも、モデルルーム一軒だけではなく、必ず何軒か見て廻ってから購入を決定するようにしましょう。
たった一軒モデルルームを見学しただけで購入を決めてしまうのは、あまりにリスクが大きすぎます。

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