マンション購入の意思が固まったら、まずは理想とする物件の条件をまとめることから始めましょう。
最初に理想の条件をまとまることなくいきなり物件選びから始めてしまう人も多いですが、日本全国にはとんでもない数のマンションが販売されていますので、膨大な時間だけを費やすことになってしまいます。
そこで、最低限決めておきたい項目を3点挙げておきますので、まずはこの3点の条件だけでも決めておいて下さい。
- 購入対象とする地域の範囲を決めておく。
- 予算を明確に決めておく。
- 理想の住宅イメージを決めておく。
この3点を決めておくだけで対象となる物件はグンっと絞られてくるはずです。夫婦だけで決めるのではなく、家族全員で話し合って決めることをお薦めします。
購入対象の地域について
最初に考えるのが購入対象の地域です。ご主人の通勤、お子さんの通学、奥様の買い物、ご両親の実家との距離感など、地域選びは総合的な判断が要求される非常に重要なポイントです。
そのため、当初は理想の地域よりも1駅分くらい広めに設定しておくくらいの意識で良いと思います。
明確な予算額を決めておく
マンション選びにおいて絶対にご法度とされているのが、ご自身の予算額以上の物件を見学に行くことです。上級グレードのマンションは数限りなく存在していますし、一度上級グレードのモデルルームをみてしまうと理想を落とすのが大変になるからです。
目安とする予算額はご家族全体の年収の5倍を基準に考えるのが理想だと言われています。今現在の収入や支出だけを考えるのではなく、子供の学費やいざという時の為の預貯金など将来的な支出まで計算しておくことが大事です。
さらにマンション購入には住宅ローン以外にも管理費や修繕費、固定資産税など様々な諸費用が発生することも忘れてはいけません。
理想の住宅イメージを決める
3つ目の条件は建物やお部屋の理想条件をまとめておくことです。将来的なお子さんの人数やご両親との同居の可能性など、様々なライフプランを想定して決めていくことをお薦めします。
このときに注意することは、理想ばかりを追い求めると希望の地域や価格で収まらなくなってしまうケースが多くあるということです。
- 子供部屋は何部屋必要なのか?
- ペットの飼育を希望するか?
- 管理人などのセキュリティは?
- バリアフリーは必要か?
など、多くの理想とする条件が出てくると思いますが、絶対に妥協できない条件と、ここは妥協できるという条件を順位付けしておくことをお薦めします。