売却益を得るために家やマンションを売る場合の注意点

売却益を得るために家やマンションを売る場合の注意点

バブルの頃のように、家やマンションなどの不動産を買えば売る時には必ず値上がりしている、という時代は過ぎさりましたが、それでも家やマンションを売却することによって、その売却益を得ている人も少なくありません。同じ家やマンションを売却するのであれば、売却益を得られるに越したことはありませんよね。ここでは、そのような売却益を得るためのポイントをまとめてみました。

売却益が出やすい物件とは?

当然のことですが、売った時に売却益が出やすい物件、出にくい物件があります。ここでまとめたポイントにあてはまればあてはまるほど、売却益が出やすい物件と言えるでしょう。あなたの家やマンションは、どうですか?売却益が出やすい物件かどうかをチェックしてみてくださいね。

中古で購入した物件

売却益とは、家やマンションを売って得た金額から、購入した金額を差し引いてプラスになった分のことですよね。当然ですが、安く買って高く売れば、売却益は多くなります。いくら高く売れても、購入した時の金額が高ければ売却益は出ませんし、出たとしても少なくなってしまいます。

新築の家やマンションは、どうしても購入時の金額が高くなるので、売った時に売却益が出にくくなります。その点、中古の家やマンションなどは、買い方によっては状態のよいものが安く買えることがあります。家やマンションを中古で購入したかどうかは、売却益を出すためのポイントの一つと言えるでしょう。

交通の便がよい物件

駅から徒歩10分以内にあるなど、交通の便のよいところにある家やマンションは、値段が下がりにくい傾向があります。さらに、住環境がよいなどで人気のある沿線の駅近だと、より高い値段で売却することができるでしょう。なので、当然交通の便がよい物件は、売却益も出やすくなると言えます。

もちろん購入時の価格も高くなるので、購入額と売却額がプラスマイナスゼロになり、売却益につながらないこともあります。しかし、家やマンションを購入した後で駅ができたり、近くの駅に快速電車が停車するようになったりしている場合は、売却益のアップが期待できるでしょう。

使いやすい間取りの

物件

ここでいう「使いやすい」とは、一般的な使いやすさであって、あなた個人の使いやすさではありません。たとえあなたにとって使いやすい間取りであっても、二世帯住宅や広いリビングと寝室だけといったような物件は、どうしても購入したいという人が現れにくくなります。一見、普通の間取りに思われるかもしれませんが、2〜3LDKでほどよい広さの間取りの方が、求めている人の割合が多くなり、売却益が出やすくなると言えるでしょう。

売却益を出すためのポイント

売却益を出すためには、ズバリ、家やマンションを購入した価格よりも高く売ることが不可欠です。築年数や交通の便などの立地条件を変えることはできませんが、ちょっとした工夫で通常よりも高く売れことができる場合があります。少しでも高く売るためのポイントをいくつかご紹介しましょう。

幅広い地域から買い手を探す

早く買い手を見つけて売却したい場合は、近隣地域に広告を集中させ、近くに住んでいる買い手を探すという方法は有効ですが、少しでも高く売りたい場合には、近くで買い手を探すことはあまりおすすめできません。なぜなら、近くに住んでいる買い手だと、その地域の物件の相場を把握しているため、それ以上の価格で買ってくれる可能性が低くなるからです。

反対に遠方に住んでいる買い手の場合、転勤などの事情により、その場所にピンポイントで住居を探している場合ならば、少しぐらい高くても購入を考えることでしょう。ですから、少しでも高く売るためには、幅広い地域から買い手を探すことが大切なポイントになります。広範囲から買い手を探すならば、全国展開をしているような不動産仲介業者に売却を依頼するのが一番の近道です。そのような仲介業者の探し方として一番おすすめなのが、インターネットの一括査定サイト。いろいろな仲介業者に一度で査定を依頼することができますので、幅広い地域から買い手を探し出してくれる仲介業者もきっと見つかるでしょう。

アピールポイントを見つける

売却益が出やすい物件のポイントとして「使いやすい間取り」がありましたが、では、こだわりの間取りにリフォームしている物件などが、まったく売れにくくなるかというと、必ずしもそうではありません。こだわりの間取りなどの物件は、購入を希望する人の総数は減るかもしれませんが、反対に「どうしてもそのような間取りが欲しい!」という人にとっては、とても魅力的な物件になるからです。

売却する家やマンションの特徴をどのようにアピールすればよいかをしっかりと見極めること、そして、そのような物件を探している人を見るけるために幅広い地域に向けて宣伝することが、高く売るための大切なポイントになると言えるでしょう。しかし、住んでいる自分自身では、どこがアピールポイントなのかがわからないこともありますよね。そのような場合は、査定をしてもらう不動産仲介業者の担当者にたずねてみるとよいでしょう。

室内を整える

購入希望者が現れ、物件の内覧をした後で、室内の状態などから値引き交渉に入る場合が多いようです。逆に考えれば、内覧をした購入希望者がその物件がとても気に入った場合、値引き交渉に入ることは少なくなると言えるでしょう。

内覧で大切なポイントは、そこに引っ越してきた後の生活をイメージできるかどうかだと言われています。空き家よりもまだ住んでいる住居の方が、成約率が高くなるのもそのためかもしれません。ですから、購入希望者が「こんな生活がしたい」と憧れる様なイメージを演出することが、高く売るためのポイントになります。掃除や整理整頓は言うまでもありませんが、ステキな生活を演出できるように家具のレイアウトを考えてみたり、小物を配置したりしてみてくださいね。

仲介業者を選ぶ

ここまでの内容からお気づきかと思いますが、売却益を出すためには、あなたの希望や条件をきちんと聞いてくれて、それを叶えてくれる不動産仲介業者を選ぶことが何よりも重要なポイントになります。あなたに合った仲介業者を選ぶことができれば、広範囲から買い手を探し出すことや内覧前のアドバイスを受けることなどができ、売却がスムーズに運ぶだけではなく、少しでも高く売って売却益を得るという目的も達成できるでしょう。

しかし、そんなあなたにぴったり合った仲介業者を選び出すのは、時間も労力もかかる大変な作業になります。そこで、ぜひおすすめしたいのが、不動産の一括査定サイトです。わざわざ店舗に出向かなくても、インターネットで簡単にいろいろな仲介業者に査定を依頼することができますのでとても便利です。

まとめ

家やマンションを売る場合、他の条件が同じならば、少しでも高く売って売却益を出したいと誰もが思いますよね。でも、ただ漠然と売りに出すだけでは、高く売ることが難しいご時世です。売却益を上げるためには、高く売るためのポイントを適切にアドバイスしてくれる不動産仲介業者に売却を依頼することが一番の近道です。インターネットの一括査定サイトなどを上手に利用していろいろな仲介業者を比較し、そこからあなたの希望や条件に沿った仲介業者を見つけて、売却価格アップ=売却益アップを狙ってくださいね。

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