持ち家やマンションを売却する際に、一番知りたいのが「どれくらいの金額で売却することができるのか?」という、売却予想価格だと思います。
自家用車を売却する際には、中古車雑誌やネットを使い年式や走行距離が同じ程度の同車種を探せばいいのですが、不動産の場合には、築年数や間取りが同じ物件を探すだけでも大変なのに、さらに同じ地域で探すのは非常に困難です。
そのため、不動産の予想売却価格は、不動産業者などの専門家に直接依頼をして、査定価格を算出してもらわなければなりません。ただ、不動産業者などに査定をしてもらうと、その業者で売却しなければならなくなりますし、断るにしても勇気がいります。
そのようなこともあり、多く支持を受けているのが不動産のネット査定なのです。
ネット査定とは?
ネット査定とは、文字通りインターネットで不動産の売却査定を依頼することをいいます。
ネット査定には、大きくわけると「簡易査定」と「訪問査定」の2種類があります。
簡易査定とは、過去の取引事例や路線価などを元に、机上で売却予想価格を算出する査定方法のことです。ネットで依頼をすると、1日〜2日くらいで査定価格をメールか電話で教えてくれます。ただし、あくまでも平均的な売却予想価格となりますので、物件の状態や周辺環境などにより、実際の売却価格とズレが生じる場合があります。
そして、もう1つの「訪問査定」ですが、こちらは査定依頼をした会社から担当者が訪問し、実際の物件をみて査定価格を算出することになりますので、ほぼ実際の売却価格を算出してもらうことが可能です。
ネット一括査定とは?
ネット査定を依頼すると、その依頼した業者が物件の査定をしてくれることになります。
しかし、こちらの「ネット一括査定」を利用することで、そのサイトに加盟している不動産業者から査定を依頼したい業者を選ぶことが可能になります。
人気があるネット一括査定サイトであれば、加盟している不動産業者も日本全国から50社や100社になります。その中の業者から5社や10社を自由に選ぶことができます。
1社に査定依頼するよりも、より確実な売却査定価格を算出することもできますし、多くの業者の中から実際に売却依頼する業者を選ぶことができるのもメリットの1つです。