新築分譲マンションの購入を考えているのであれば、資金計画は欠かすことができない重要項目です。住宅ローンを借りた際の毎月の返済額や購入時に掛かる諸費用などは入念にチェックされていることだと思います。
しかし、マンション購入後にも様々な費用が掛かってくることを明確に計算していますか?今回はマンション購入後に発生する維持管理費について簡単に紹介していきたいと思います。
マンションの管理組合に支払う費用
まず維持管理費として代表的な項目を挙げてみたいと思います。ここでは参考までに、実際に私の兄が所有している分譲マンションの費用を例として挙げてみたいと思います。
- マンション管理組合へ毎月支払う費用
- 管理費 11800円
- 修繕積立金 10200円程度(建物の年数が経過すると割増となる)
- 共用部分の使用料 500円程度
- 駐車場料金 10000円
- 合計 32500円
※ちなみに修繕積立金は5年ごとに増額されていき最終的には22000円まで増えるそうです。
毎年掛かる費用
管理組合に支払う費用以外にも毎年掛かる費用があります。その代表的なものが
- 固定資産税
- 火災保険
です。固定資産税は年間で20万円ほどの試算、火災保険も年間1万円〜2万円程度です。しかし、月間に換算すると毎月2万円近い出費ということになります。
毎月の維持管理費で5万円が必要
上記の計算を参考にすると住宅ローン以外にも毎月5万円ほどの維持管理費が必要であることがわかるると思います。
10年間で600万円、住宅ローンの返済期間で考えると30年間で1800万円の維持管理費が必要になるという計算ができます。これを意識しているのとしていないのとでは非常に大きな差が出てしまいますね。
マイホーム購入の際にはかなりしっかりとした資金計画が必要になることは十分に理解していただけたと思うので、「生活費+将来の預貯金+住宅ローン+マイホームの維持管理費」というように、必要な費用を総合的に検討することが大切です。