まずは外壁に使用されている材質を理解しておきましょう。
外壁に使用されている材質は以下の3種類が主流となっています。
「サイディング」とは、工場で生産された板状のボードのことをいいます。非常に軽量でカラーバリエーションも豊富に用意されており、価格も安価なため一般住宅で多く採用されている外壁材だといえます。
これまでのサイディング材は5年〜7年くらいで再塗装が必要な商品が多かったのですが、近年では技術の向上もあり、さらに軽量で汚れにくいサイディングボードも開発されていて、耐用年数も一気に長くなっています。
「モルタル」は砂とセメントを水で練り混ぜた外壁材です。モルタルだけでは耐水性が弱く外壁材としては使用できません。そのためモルタルの上に塗装や吹きつけを行うことで外壁材として利用できるようになります。
モルタルの特徴は安価ではありますが、施行する職人さんの技術が大きく関係してきますので、悪い例だとわずか数年でひび割れなどが発生する場合もあります。
「タイル」は陶磁器製の外壁材が多く使用されています。レンガ調の外壁などは、このタイルが使われています。タイルは防水性や耐久性に優れていますが、他の外壁材と比較すると価格の面で高価な部類に入ります。
外壁・塗装リフォームの注意点
外壁のリフォームは天候にもっとも左右されるリフォーム工事だといえます。
雨が降ると工事が何日も中断してしまう場合もありますので、梅雨時期などはできるだけ避けた方が良いでしょう。
塗料にも「アクリル」「ウレタン」「シリコン」「フッ素」などがあり、それぞれ特徴があります。一般的に良く使用されているのはウレタン塗料ですが、最も高価なのがフッ素塗料です。
お鍋などにも使用されているフッ素加工同様に汚れが付着しにくく、雨などでも汚れが簡単に洗い流されるという優れ物です。
外壁の塗り替えには足場を設置する必要がありますので、一緒に軒下や屋根の再塗装を検討するのが費用的にもオススメです。